簡易水洗トイレの取替え工事費用は?汲み取り費用や仕組みも解説

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「簡易水洗トイレの取替え工事費用は、どのくらいかかるの?」

「簡易水洗トイレの汲み取り費用や仕組みも知っておきたい。」

「簡易水洗トイレはコメリで買える?メーカーやウォシュレット対応、寿命も気になる。」

簡易水洗トイレは、本体の費用だけでなく、便器の取替え工事費用や汲み取りにかかる維持費まで考えておくことが大切です。

また、臭いが気になるときの原因や、どのような仕組みで便槽へ流れるのか、設置費用はいくらなのかなど、使い続けるうえで気になることも多いですよね。

さらに、簡易水洗トイレのメーカーによる違いや、ウォシュレットを使える条件、交換を考える寿命の目安も確認しておくと選びやすくなります。

そこでこの記事では、簡易水洗トイレの取替え工事費用や本体の費用、汲み取り費用と仕組み、臭いへの対処法、コメリで選ぶときのポイント、メーカーやウォシュレット対応、寿命までわかりやすく解説します。

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トイレリフォームは、便器交換・床や壁紙の張り替え・手すり設置・和式から洋式への変更など、工事内容によって見積もり金額が変わります。

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目次

簡易水洗トイレの取替え工事費用はいくら?便器交換・リフォーム・DIYも解説

・この章の要点まとめ

  • 簡易水洗トイレの取替え工事費用は、便器本体だけでなく、交換工事や撤去・処分費まで含めた総額で確認することが大切です。
  • 便器交換だけで済むかは、排便管や給水位置、床の状態が新しい便器に合っているかで決まります。
  • 簡易水洗トイレの値段は10万円台から30万円を超える製品まであり、床や壁まで直すリフォームでは追加費用がかかります。
  • 取替えをDIYすることはできますが、給水や排便管の接続に不安がある場合は施工業者へ依頼するほうが安心です。

簡易水洗トイレを取り替えたいと思っても、「工事費用はいくらかかるの?」「便器だけ交換できるの?」と気になりますよね。

便器本体の値段だけでなく、撤去や設置、床や給排水まわりの工事、DIYで対応できる範囲まで考える必要があるため、どこまで予算を見ておけばよいのか迷いやすいです。

そこでこの章では、簡易水洗トイレの取替え工事費用の相場と内訳、便器交換の費用と工事内容、リフォームにかかる値段、DIYで取り替える場合の注意点までわかりやすく解説します。

・この章を読んでわかること

簡易水洗トイレの取替え工事費用の相場と内訳

<簡易水洗トイレの取替え工事費用の考え方>

  • 既存の簡易水洗トイレを同じ仕組みの便器へ交換する場合は、本体代に加えて交換工事費や処分費が必要
  • 施工料金だけなら2万円台からの例があるものの、便器本体を含めた総額で確認することが大切
  • 床や給水管、排便管の調整が必要になると追加費用がかかる
  • 見積もりは本体・取り付け・撤去処分・追加工事を含む総額で比べる

簡易水洗トイレの取替え工事費用は、交換作業だけなら2万円台からの料金例がありますが、実際には便器本体や古い便器の撤去・処分費も必要になるため、総額で考える必要があります。

現在使っている簡易水洗トイレを、同じ簡易水洗の新しい便器へ取り替える場合は、床や便槽まで大きく変更する工事より費用を抑えやすいです。

施工会社が公表している料金では、洋式の簡易水洗便器の交換作業を商品代別で2万2,000円からとしている例があります。

一方で、便器やタンクなどの商品代、交換工事、古い便器の処分まで合わせて12万円台から案内している施工例もあります。

つまり、簡易水洗トイレの取替え工事費用を見るときは、「工事費だけの金額」と「商品まで含めた総額」を分けて確認することが大切です。

主な費用の内訳は次のとおりです。

費用項目主な内容確認したいポイント
便器本体・便座便器、タンク、普通便座、暖房便座、温水洗浄便座などどこまで商品価格に含まれているか
撤去・処分既存便器やタンクの取り外しと処分処分費まで見積もりに含まれているか
交換工事新しい便器の設置、給水や排便管との接続基本工事としてどこまで対応するか
追加工事床補修、給水管や排便管の調整などどの条件で追加料金が発生するか

とくに築年数が長い家では、古い便器を外してから床の腐食や傷みが見つかることがあります。

また、新しい便器と現在の排便管の位置が合わなければ、配管の調整も必要です。

こうした追加工事があると、最初に見た便器交換の料金より最終的な支払い額が高くなります。

簡易水洗トイレの費用を比べるときは、安い工事料金だけを見るのではなく、本体、設置、撤去処分、追加工事まで含めた金額を確認しましょう。

2〜3社ほどに同じ条件で見積もりを依頼し、「どこまで基本料金に入っているか」「どの工事から追加料金になるか」を比べると判断しやすくなります。

簡易水洗トイレの便器交換にかかる費用と工事内容

<便器交換前に確認したいポイント>

  • 新しい便器と既存の排便管を接続できるか
  • 給水位置や給水方法が新しい便器に合うか
  • 便器を固定する床に腐食や傷みがないか
  • 便器交換だけで済むのか周辺工事も必要なのか

簡易水洗トイレの便器交換では、古い便器を外して新しい便器を置くだけではなく、給水と排便管を正しく接続できるかの確認が重要です。

基本的な工事は、既存便器やタンクの取り外し、新しい便器の設置、給水管と排便管の接続、通水確認という流れになります。

簡易水洗トイレは、洗浄した汚物を下水道へ直接流すのではなく、排便管を通して便槽へ送る仕組みです。

そのため、新しい便器を選ぶときは、既存設備との接続条件を確認しなければなりません。

たとえば、アサヒ衛陶の簡易水洗トイレ「サンクリーン」では、公式情報で排水芯480mm、VU100への接続が示されています。

このように製品ごとに取り付け条件があるため、今の便器と見た目が似ているという理由だけで交換品を決めるのは避けたほうが安心です。

既存の床や給水、排便管をそのまま利用できれば、簡易水洗トイレの便器交換は比較的小さな工事で済みます。

施工会社の料金例では、簡易水洗便器の交換作業だけなら商品代別で2万円台から設定されているケースがあります。

ただし、これは便器交換の作業料金であり、便器本体や便座、撤去処分などを加えた簡易水洗トイレの便器交換費用はさらに必要です。

また、床が傷んでいる場合や、新旧の便器で排便管の位置や接続方法が異なる場合には、床補修や配管調整が加わります。

便器だけ購入してから工事業者を探すと、設置できない、追加部材が必要になるといった問題が起こることがあります。

交換する便器を決める前に、現在の製品品番、給水位置、排便管の位置と径、床の状態を施工業者に確認してもらうとスムーズです。

便器だけの交換で済むかを先に確認できれば、必要のないリフォームまで広げずに費用を考えやすくなります。

簡易水洗トイレの値段とリフォーム費用はどのくらい?

<簡易水洗トイレの値段とリフォーム費用の考え方>

  • 便器本体は仕様によって10万円台から30万円を超える製品まである
  • 既存の簡易水洗から便器交換する場合は、本体代に交換工事や処分費を加えて考える
  • 床や壁まで直すリフォームでは内装工事費が追加される
  • 非水洗から簡易水洗へ改修する場合は、45万円ほどからという施工例もある

簡易水洗トイレの値段は、便器本体だけなら10万円台から選べる製品がありますが、温水洗浄便座などを付けると30万円を超えるものもあり、リフォームではさらに工事費が加わります。

2026年7月27日更新のダイワ化成の公式価格では、洋風簡易水洗トイレのタンクレスタイプFA8が、便座なしで税抜11万1,700円からとなっています。

温水洗浄便座を組み合わせた仕様では20万円を超える製品もあり、便座の機能によって本体価格は大きく変わります。

タンク付きのFZ50Tでは、便座なしの手洗なし仕様が税抜13万1,500円で、温水洗浄便座を組み合わせた仕様では30万円を超えるものもあります。

アサヒ衛陶の2026年2月1日改定価格では、簡易水洗トイレ「サンクリーン」の便器、手洗付きタンク、温水洗浄便座を組み合わせた写真セットプランが税抜22万8,000円です。

このように、簡易水洗トイレの値段は、便座、手洗い、タンクなどの仕様によって変わります。

便器本体の価格だけでリフォーム予算を決めず、設置や撤去に必要な工事費も加えて考えましょう。

工事内容費用の考え方
既存の簡易水洗から便器交換便器本体+交換工事+撤去処分
便器交換+床や壁のリフォーム便器交換費用+床材や壁紙などの内装費
非水洗から簡易水洗へ変更便器本体+配管+床や壁などの改修費
本格的な水洗トイレへ変更下水道接続や浄化槽などの工事費も必要

簡易水洗トイレリフォームでは、現在の便器だけを交換するのか、床や壁紙まで一緒に直すのかによって費用が変わります。

床材や壁紙も新しくする場合は、便器交換の費用に内装工事費が加わります。

また、昔ながらの非水洗の汲み取り式トイレから簡易水洗トイレへ変更する場合は、便器交換だけでは済みません。

解体、配管、床や壁の造作などが必要になり、施工会社では総額45万円ほどからとしている料金例もあります。

簡易水洗トイレへのリフォームと、下水道や浄化槽を使う本格的な水洗トイレへの変更は別の工事です。

本格水洗化では下水道への接続や浄化槽の設置などが必要になるため、簡易水洗の便器交換より工事範囲も費用も大きくなります。

まずは「便器だけ交換したい」「床や壁まできれいにしたい」「汲み取り式そのものをやめたい」のどれに当てはまるかを決めると、必要な簡易水洗トイレリフォームの内容と予算を整理しやすくなります。

簡易水洗トイレの取替えはDIYできる?注意点も解説

<DIYを考える前の確認ポイント>

  • 新しい便器と既存の排便管が適合するか確認する
  • 給水管を正しく接続できるか確認する
  • 便器を水平に固定できる床の状態か確認する
  • 水漏れや臭いを防ぐ接続まで確実にできるか判断する

簡易水洗トイレの取替えをDIYで行うことは、作業そのものが不可能というわけではありませんが、便器の固定だけでなく給水と排便管の接続まで必要になるため、経験がない人には業者へ依頼するほうが安心です。

簡易水洗トイレ取替えのDIYで難しいのは、新しい便器を置く作業よりも、既存設備に合った状態で確実に接続することです。

まず、現在の便器の止水栓を閉めて給水を止め、タンクや便器に残っている水を抜いてから取り外す必要があります。

次に、新しい便器の仕様と、床側の排便管の径や位置、給水位置が合っているかを確認します。

製品によって接続条件は異なり、たとえばアサヒ衛陶のサンクリーンでは排水芯480mm、VU100への接続が指定されています。

ダイワ化成の製品でも機種ごとに必要な給水条件や取り付け条件が決められているため、寸法だけを見て便器を選ぶのは避けましょう。

便器を取り付けたあとは、給水管と排便管を正しく接続して便器を床へ固定し、水を流して漏れや動作の異常がないか確認します。

排便管との接続が不十分だと、便槽から臭いが上がったり、汚水が漏れたりする原因になるため、見た目だけ取り付けられていても安心できません。

また、便器を外したときに床の腐食や排便管の劣化が見つかった場合は、便器交換だけでは済まないことがあります。

床の補修や配管の変更まで必要になった場合は、無理にDIYを続けず施工業者へ相談したほうが安全です。

温水洗浄便座を新しく設置するためにコンセントの増設や新しい電気配線が必要な場合も、自分で配線工事を行わず電気工事士へ依頼する必要があります。

便座の交換など比較的簡単な作業と、便器本体や給排水まわりを触る工事は分けて考えましょう。

簡易水洗トイレを長く安心して使いたいなら、便器本体の交換や排便管の接続に自信がない場合は、最初から施工業者に現場を確認してもらうのがおすすめです。

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簡易水洗トイレの汲み取り費用は?汲み取り式の維持費も解説

・この章の要点まとめ

  • 簡易水洗トイレは便槽にし尿をためる汲み取り式で、定期的な汲み取りが必要です。
  • 汲み取り費用は全国一律ではなく、自治体ごとの料金方式や利用人数、汲み取り量によって変わります。
  • 維持費は1回の料金だけでなく、年間の汲み取り回数まで含めて考えることが大切です。

簡易水洗トイレを使っていると、「汲み取りはどのくらいの頻度で必要なの?」「費用はいくらかかるの?」と気になりますよね。

簡易水洗トイレは便槽にし尿をためる仕組みのため、設置後も汲み取りにかかる費用や維持の負担を考えておくことが大切です。

そこでこの章では、簡易水洗トイレで汲み取りが必要になる理由と、汲み取り費用の考え方についてわかりやすく解説します。

・この章を読んでわかること

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簡易水洗トイレは汲み取り式?汲み取りが必要な理由を解説

<簡易水洗トイレで汲み取りが必要になる理由>

  • 簡易水洗トイレは、少量の水でし尿を便槽へ流してためる汲み取り式のトイレ
  • 公共下水道や浄化槽へ直接流す仕組みではないため、便槽にたまったし尿を定期的に汲み取る必要がある
  • 汲み取りの依頼先や収集方法は地域によって異なるため、住んでいる自治体で確認することが大切
  • 便槽が満杯になる前に、利用人数やこれまでの汲み取り間隔をもとに管理する

簡易水洗トイレは、見た目や使い方は水洗トイレに近いものの、し尿の処理方法は便槽へためて汲み取る方式です。

簡易水洗トイレのメーカーであるダイワ化成では、トイレを水洗、簡易水洗、非水洗に分け、簡易水洗トイレを1回500cc以下の洗浄水を使う汲み取り式トイレとして案内しています。

水をまったく使わない昔ながらの汲み取り式トイレとは異なり、簡易水洗トイレは少量の水を流して便器の汚れや臭いを抑える仕組みです。

一方で、流したし尿が公共下水道へそのまま流れていくわけではありません。

便器の下につながった便槽へし尿と洗浄水が入り、そこにためていきます。

そのため、簡易水洗トイレは汲み取り式として扱われ、便槽がいっぱいになる前に定期的な汲み取りが必要です。

簡易水洗トイレの汲み取りを依頼するときは、まず住んでいる市区町村の公式サイトや、ごみ・環境を担当する窓口で収集方法を確認しましょう。

自治体が収集する地域もあれば、自治体が委託した業者や、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者へ依頼する地域もあります。

たとえば大阪市では、対象となる家屋のし尿を市が民間業者へ委託して収集しています。

このように地域ごとに仕組みが違うため、以前住んでいた地域と同じ方法で依頼できるとは限りません。

便槽が満杯になってから慌てて依頼するのではなく、これまでの汲み取り間隔や利用人数を確認し、早めに依頼できるようにしておくことが大切です。

とくに家族の人数が増えたり、来客が続いたりすると、普段より便槽へ入る量が増えます。

反対に、利用人数が少ない家では、汲み取りまでの間隔が長くなることもあります。

自宅に簡易水洗トイレを残すか考えるときは、下水道が使えるかどうかだけでなく、今後も定期的な便槽管理と汲み取りが必要になる点まで含めて判断するとよいでしょう。

簡易水洗トイレの汲み取り費用はいくら?

<簡易水洗トイレの汲み取り費用を確認するポイント>

  • 汲み取り料金は全国一律ではなく、自治体や地域によって異なる
  • 汲み取った量で決まる地域と、利用人数を基準に決まる地域がある
  • 利用人数や汲み取り回数が増えるほど、年間の負担も大きくなりやすい
  • 維持費を比べるときは、1回の料金ではなく1年間にかかる総額で考える

簡易水洗トイレの汲み取り費用には全国共通の金額がなく、住んでいる自治体の料金方式によって大きく変わります。

そのため、「簡易水洗トイレの汲み取りは1回○円」と全国一律の相場で考えるのではなく、自宅がある市区町村の料金表を確認することが大切です。

料金の決め方も地域によって異なります。

たとえば札幌市では、家庭などのし尿を収集・運搬・処分する場合、27リットルにつき390円です。

札幌市の「し尿(くみ取り)について」を確認するならこちら

一方、福岡市では、一般家庭の簡易水洗便所は1人1か月につき750円となっています。

福岡市で2人世帯が通常の月1回収集を利用する場合なら、750円×2人で月1,500円となり、同じ条件が12か月続けば年間18,000円です。

さらに福岡市では、1か月に2回以上汲み取る場合、2回目以降は簡易水洗便所で1便槽1回につき1,125円となり、便槽を使う人が1人の場合は750円です。

福岡市の「し尿の収集」を確認するならこちら

このように、同じ簡易水洗トイレでも、汲み取った量で料金が決まる地域と、利用人数をもとに決まる地域があります。

まずは自宅の地域がどの料金方式なのかを確認しましょう。

簡易水洗トイレの汲み取り費用を左右するもう一つのポイントが、利用人数と便槽の大きさです。

ダイワ化成の便槽では、580リットルのタイプは4人以下、788リットルのタイプは6人以下が対象人数の目安として示されています。

ダイワ化成の「FRP製薄型便槽TS」を確認するならこちら

ただし、便槽が大きければ必ず汲み取り費用が安くなるわけではありません。

家族が多かったりトイレを使う回数が多かったりすると、便槽へたまる量が増え、汲み取りの回数や料金にも影響します。

年間の維持費を考えるときは、料金方式に合わせて計算するとわかりやすいです。

料金方式年間維持費の考え方
1回ごとに料金がかかる場合1回の汲み取り料金×年間の汲み取り回数
汲み取り量で決まる場合1回の汲み取り量から料金を出し、年間回数を掛ける
1人1か月で決まる場合1人あたりの月額×利用人数×12か月

簡易水洗トイレの維持費を比べるときは、1回の汲み取り料金だけではなく、利用人数と年間の汲み取り回数まで含めて考えることが大切です。

また、通常の家庭と仮設トイレ、月1回の収集と追加の収集などで料金区分が分かれている自治体もあります。

正確な簡易水洗トイレの汲み取り費用を知りたい場合は、住んでいる自治体の公式サイトで「し尿汲み取り」「し尿処理手数料」などの案内を確認すると安心です。

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簡易水洗トイレの仕組みとは?構造・便槽・種類・見分け方を解説

・この章の要点まとめ

  • 簡易水洗トイレは、少量の水で汚物を流し、排便管を通して便槽へためる汲み取り式のトイレです。
  • 便器・フラッパー・排便管・便槽がつながっており、フラッパーは臭いや虫の侵入を抑える役割があります。
  • 簡易水洗トイレかどうかは、便槽や定期的な汲み取りの有無を確認すると見分けやすいです。
  • 簡易水洗トイレには洋式・和式・タンクレス式・自動洗浄式・ペダル式などがあり、使い方や設置条件が異なります。

簡易水洗トイレを使っていても、「普通の水洗トイレと何が違うの?」「家のトイレが簡易水洗なのか見分けられる?」と気になりますよね。

見た目だけでは判断しにくく、便器の内部や便槽までの仕組み、和式やペダル式などの違いもわかりにくいです。

そこでこの章では、簡易水洗トイレとは何かという基本から、構造と便槽の役割、水洗トイレとの見分け方、和式・ペダル式などの種類までわかりやすく解説します。

・この章を読んでわかること

簡易水洗トイレとは?基本的な仕組みを解説

<簡易水洗トイレの基本>

  • 少量の水で汚物を流し、地中などに設けた便槽へためる汲み取り式のトイレ
  • 一般的な水洗トイレのように下水道や浄化槽へ直接流す仕組みではない
  • 便器下部のフラッパーが便槽からの臭いや虫の侵入を防ぐ
  • 主に下水道などの排水設備が整っていない場所で使われる

簡易水洗トイレとは、少量の水で便器を洗い、汚物と洗浄水を排便管から便槽へ落としてためる汲み取り式のトイレです。

ダイワ化成では、1回の洗浄水量が500cc以下の汲み取り式トイレを簡易水洗トイレとして案内しています。

一般的な水洗トイレと似た洋式便器もあるため、見た目だけでは違いがわかりにくいかもしれません。

大きな違いは、流したあとの行き先です。

一般的な水洗トイレでは、汚物を多くの水と一緒に下水道や浄化槽へ流します。

一方、簡易水洗トイレでは、少量の洗浄水で便器の汚れを流し、汚物と一緒に建物の便槽へためます。

便槽にたまったし尿と洗浄水は、そのままなくなるわけではないため、定期的な汲み取りが必要です。

昔ながらの非水洗の汲み取りトイレとの違いは、洗浄水と便器側の仕組みを使って、汚れや臭いを抑えながら使える点です。

便器の底にはフラッパーと呼ばれるふたのような部品があり、使用していないときは閉じて便槽側から臭いや虫が上がるのを防ぎます。

洗浄すると水と汚物が便器の底へ流れ、フラッパーが開いて排便管から便槽へ落ちる仕組みです。

トイレの種類汚物の行き先主な特徴
簡易水洗トイレ便槽少量の水で洗浄し、定期的な汲み取りが必要
一般的な水洗トイレ下水道または浄化槽多くの水で汚物を排水設備へ流す
非水洗の汲み取りトイレ便槽基本的に洗浄水を使わず便槽へ落とす

簡易水洗トイレの仕組みは、水洗トイレに近い使い心地と、汲み取り式の便槽を組み合わせたものと考えるとわかりやすいです。

簡易水洗トイレは便槽を使う設備なので、下水道や浄化槽へそのまま直接つなげて使うトイレとは構造が異なります。

そのため、下水道が整っていない地域や、既存の便槽を利用したい住宅などで選ばれています。

簡易水洗トイレの構造と便槽の役割

<簡易水洗トイレを構成する主な部分>

  • 便器は汚物を受け、少量の洗浄水で排便管へ送る
  • フラッパーは開閉して汚物を通し、閉じたときは臭いや虫を防ぐ
  • 排便管は便器と便槽をつなぐ
  • 便槽はし尿と洗浄水をため、汲み取りまで保管する

簡易水洗トイレの構造は、便器、フラッパー、排便管、便槽がつながり、洗浄した汚物を便槽へためる仕組みになっています。

使用していないときは、便器の底にあるフラッパーが閉じています。

ダイワ化成では、フラッパーバルブを便器鉢内の底に付いているふたと説明しており、臭いや虫の侵入を防ぐ役割があります。

製品によってはフラッパーの上に水をため、フラッパーと水の両方で便槽側からの臭いを抑える構造もあります。

トイレを使って洗浄操作をすると、便器へ少量の水が流れます。

その水と汚物によってフラッパーが開く方式や、レバー操作によってフラッパーを強制的に開閉する方式などがあり、製品によって仕組みは異なります。

アサヒ衛陶のオートフラッパーでは、水や排泄物の重みを利用してふたが開き、汚物を排出するバランス方式が採用されています。

フラッパーを通過した汚物と洗浄水は、排便管を通って簡易水洗トイレの便槽へ流れます。

便槽は、し尿だけでなく洗浄に使った水も一緒にためておく設備です。

そのため、同じ便槽容量でも、利用人数が多いほど、さらに1回に使う洗浄水が多いほど、便槽がいっぱいになるまでの期間は短くなります。

便槽があるからこそ下水道へ直接つながなくても使えますが、たまった内容物は定期的に汲み取らなければなりません。

部分主な役割
便器汚物を受け、洗浄水と一緒に排出する
フラッパー開閉して汚物を通し、閉じた状態では臭いや虫の侵入を抑える
排便管便器から便槽へ汚物と洗浄水を送る
便槽し尿と洗浄水を汲み取りまでためておく

この構造を知っておくと、水洗トイレのような見た目なのに汲み取りが必要な理由も理解しやすくなります。

また、フラッパーが正常に開かなかったり、排便管の途中で汚物が流れにくくなったりすると、排出不良や詰まりにつながります。

反対に、フラッパーがしっかり閉じない場合は、便槽側から臭いが上がったり、便器内に必要な水が保たれにくくなったりすることがあります。

便槽付近から強い臭いがする、汚物が流れにくい、便器内の水の状態がおかしいなどの変化があるときは、フラッパーや排便管、便槽まわりの状態も確認が必要です。

臭いや詰まり、水がたまらない場合の具体的な原因と対処法は、後の章で詳しく解説します。

簡易水洗トイレの見分け方!水洗トイレとの違いも確認

<簡易水洗トイレを確認する順番>

  1. 定期的に汲み取りをしているか確認する
  2. 住宅の敷地内に便槽があるか確認する
  3. 便器の底にフラッパーのような開閉部分があるか確認する
  4. 分からなければ便器の品番や排水設備を施工業者・自治体へ確認する

簡易水洗トイレの見分け方で最もわかりやすいのは、「便槽があり、定期的に汲み取りをしているか」を確認することです。

簡易水洗トイレと一般的な水洗トイレは、便器の見た目だけでは区別できないことがあります。

そのため、まずは普段の管理方法から確認しましょう。

し尿の汲み取り業者が定期的に来て、住宅の便槽を空にしているのであれば、一般的な下水道直結の水洗トイレではありません。

次に、敷地内に便槽があるかを確認します。

簡易水洗トイレは、便器から排便管を通して便槽へし尿と洗浄水をためるため、便槽が必要です。

便器側では、便器の底にフラッパーと呼ばれる開閉部分が見える製品があります。

ただし、簡易水洗トイレでも構造や機種はさまざまなので、フラッパーの見た目だけで断定するのは避けましょう。

確認するポイント簡易水洗トイレ一般的な水洗トイレ
汲み取り必要下水道直結なら不要
便槽あり下水道直結ではなし
汚物の行き先便槽下水道または浄化槽
洗浄水少量簡易水洗より多くの水を使用

自宅に浄化槽がある場合は、便槽と混同しないよう注意してください。

浄化槽はし尿や生活排水を処理して放流する設備ですが、簡易水洗トイレの便槽は、し尿と洗浄水を汲み取りまでためておく設備です。

「水を流せるから水洗トイレ」と判断すると間違えることがあるため、見た目ではなく、便槽と汲み取りの有無まで確認することが大切です。

それでも分からない場合は、便器に記載されているメーカー名や品番を確認し、メーカーの商品情報や施工業者へ問い合わせると確実です。

家の排水方式自体が分からない場合は、自治体の下水道担当窓口などで下水道への接続状況を確認する方法もあります。

簡易水洗トイレの和式・ペダル式などの種類を解説

<簡易水洗トイレで見られる主な種類>

  • 一般住宅では洋式や和式があり、レバー式・ボタン式・自動洗浄式などがある
  • 和式にはレバーを操作して洗浄するタイプや一定量の水を流すタイプがある
  • タンクレス式は水をためるロータンクがなく、省スペースで設置しやすい
  • ペダル式は仮設トイレなどで使われ、足踏みポンプで洗浄水を送るタイプがある

簡易水洗トイレには洋式・和式の違いだけでなく、レバー式、ボタン式、自動洗浄式、タンクレス式、ペダル式など、使う場所や洗浄方法が異なるタイプがあります。

一般住宅で使われる簡易水洗トイレでは、座って使う洋式が多く、タンクのレバーを操作して水を流すタイプがあります。

アサヒ衛陶のサンクリーンは、タンク側面のレバーハンドルを操作すると洗浄水が流れるタイプです。

同社のニューレットのように、タンクを設けず、プッシュボタンで水を流すタイプもあります。

ダイワ化成では、自動で便器を洗浄するフルオートタイプも販売されています。

簡易水洗トイレの和式も現在販売されており、しゃがんで使用する点は一般的な和式便器と同じです。

ダイワ化成の和風簡易水洗トイレJZは、洗浄レバーを押している間だけ水が流れます。

一方、JTはレバーを引くと約350ccの洗浄水が流れたあと自動で止まる定量洗浄タイプです。

和式から洋式へ交換したい場合は、便器の形だけでなく、現在の排水芯や排便管、床の形状、給水位置などが新しい便器に合うかを確認する必要があります。

また、「簡易水洗トイレのペダル式」と呼ばれるものは、一般住宅用だけでなく、工事現場やイベントなどで使う仮設トイレにも見られます。

仮設用のペダル式では、足でペダルを踏んでポンプを動かし、清水タンクから洗浄水をくみ上げて便器を洗う仕組みがあります。

住宅に固定して使う簡易水洗トイレとは給水方法や便槽の構造が異なるため、「ペダル式」という言葉だけで同じ設備だと考えないようにしましょう。

種類主な特徴確認したい点
洋式座って使う一般住宅向けのタイプが多い排水芯、排便管、給水位置
和式しゃがんで使用し、レバー式や定量洗浄式などがある洋式へ交換する場合は床や配管も確認
タンクレス式ロータンクがなく省スペース必要な給水条件や設置寸法
自動洗浄式使用後に自動で洗浄する電源や対応する設置条件
ペダル式足踏みポンプで水を送る仮設用などがある住宅用か仮設用か、清水タンク・便槽の仕様

簡易水洗トイレを交換するときは、洋式か和式かだけで決めず、洗浄方式、タンクの有無、排水芯、給水条件まで確認して選ぶことが大切です。

今使っている便器の品番を確認してから候補を探すと、取り付け条件を比較しやすくなります。

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簡易水洗トイレの臭い・不具合の原因は?掃除や交換時期も解説

・この章の要点まとめ

  • 簡易水洗トイレの臭いや水がたまらない不具合は、フラッパーやリップゴム、給水まわりの汚れ・劣化が原因になることがあります。
  • まずは中性洗剤でフラッパー周辺を掃除し、改善しない場合は対応部品の交換や業者への修理依頼を検討します。
  • 便器交換は使用年数だけで決めず、不具合の増加や部品の供給状況、修理して改善するかを見て判断することが大切です。

簡易水洗トイレを使っていて、「臭いが気になる」「水がたまらない」といった不具合が起きると、掃除で直るのか修理が必要なのか迷いますよね。

フラッパーの汚れや劣化、給水まわりの不具合など原因はいくつかあり、症状によって掃除・部品交換・便器交換の判断が変わります。

そこでこの章では、簡易水洗トイレの臭いや水がたまらない原因、フラッパーの掃除・交換方法、寿命や便器交換を検討する目安までわかりやすく解説します。

・この章を読んでわかること

簡易水洗トイレの臭いの原因と対策

<簡易水洗トイレの臭いが気になるときの確認ポイント>

  • 便器内のフラッパーがきちんと閉じているか確認する
  • フラッパーやリップゴムに汚れが付いていないか確認する
  • 便器内に水がきちんとたまっているか確認する
  • 掃除しても臭いが続く場合は、便槽や臭突も含めて点検を依頼する

簡易水洗トイレの臭いが気になる場合は、まず便器の底にあるフラッパーと、その周辺のリップゴムを確認しましょう。

フラッパーは、便器の底に付いているフタのような部品です。

し尿を流すときに開き、使用後に閉じることで、便槽から臭いや虫が上がってくるのを防ぎます。

そのため、フラッパーの裏側や根元、リップゴムに汚れが付着してしっかり閉じなくなると、臭いを防ぐ働きが弱くなります。

便器内に水をためるタイプでは、この水も便槽からの臭いを防ぐ役割をしています。

フラッパーは閉じていても水がたまらない場合は、リップゴムの汚れや劣化によって密閉できていないことがあります。

まずはフラッパーの裏側や根元、リップゴムの先端や裏側を中性洗剤で掃除し、正常に閉じるか確認してください。

塩素系洗剤はリップゴムなどの部品を変形させ、漏水や故障につながるため使用しないようにしましょう。

掃除をしてもフラッパーがきちんと閉じない場合や、便器内の水がすぐになくなる場合は、リップゴムやフラッパーなどの部品交換を検討します。

フラッパーまわりに問題が見つからないのに臭いが続く場合は、便器だけでなく便槽や臭突も確認が必要です。

臭突は便槽内の空気を屋外へ逃がすための設備で、電動ファンを取り付けるタイプもあります。

自分で確認しにくい場所まで分解するのではなく、フラッパー周辺を掃除しても改善しない場合は、施工業者やメーカーへ点検を依頼すると安心です。

簡易水洗トイレに水がたまらない原因と対処法

<水がたまらないときに確認する順番>

  1. フラッパーが最後まで閉じているか確認する
  2. フラッパーとリップゴムの汚れを確認する
  3. ロータンクへの給水が少なくないか確認する
  4. 掃除しても直らなければ、対応する部品の交換を検討する

簡易水洗トイレに水がたまらない場合は、「フラッパーが閉じていない」のか、「閉じているのに水が抜ける」のかを最初に確認すると原因を絞りやすくなります。

便器の底を見て、フラッパーが途中で引っかかったまま開いている場合は、フラッパーの裏側や根元に付いた汚れを確認してください。

汚れによって動きが悪くなっているだけなら、掃除によって改善することがあります。

一方で、フラッパーは閉じているのに水がたまらない場合は、フラッパーと接するリップゴムを確認します。

ダイワ化成のFZシリーズでは、この症状に対応する部品としてリップゴムが案内されています。

リップゴムの先端や裏側に汚れが付いていると密閉しにくくなるため、まずは中性洗剤で丁寧に掃除しましょう。

何度か掃除しても汚物や尿石が取れず、水が抜ける状態が続く場合は、フラッパーやリップゴムの交換を検討します。

また、便器へ流れる水そのものが少ない場合は、フラッパーだけでなく給水側も確認が必要です。

ロータンクへの給水が少ない場合、給水口にあるストレーナーへゴミや異物が詰まっていることがあります。

ストレーナーを掃除するときは、先に止水栓を閉めてから作業してください。

フラッパーを掃除しても閉じない、リップゴムを掃除しても水が抜ける、給水側を確認しても改善しない場合は、部品の劣化や故障が考えられるため修理を検討しましょう。

古い機種では交換部品がすでに廃番になっていることもあるため、機種名を確認してから部品が購入できるか調べることが大切です。

簡易水洗トイレのフラッパーを掃除する方法と注意点

<フラッパー掃除の流れ>

  1. 便器の底にあるフラッパーの位置を確認する
  2. 中性洗剤とトイレブラシを用意する
  3. フラッパーの裏側・根元・リップゴムを掃除する
  4. 掃除後にフラッパーが閉じ、水がたまるか確認する

簡易水洗トイレのフラッパー掃除では、表面だけではなく、フラッパーの裏側や根元、リップゴムまできれいにすることが大切です。

フラッパーは、便器の鉢内の底にある開閉式のフタです。

排水するときに開き、使用後に閉じることで便器内に水をためたり、便槽から臭いが上がるのを防いだりします。

掃除には中性洗剤とトイレブラシを使います。

ダイワ化成のFZシリーズでは、フラッパーバルブとリップゴムを週1〜2回程度掃除する方法が案内されています。

まず、フラッパーを開いて、普段は見えにくい裏側や根元に付いた汚れをブラシで落とします。

次に、フラッパーと接して水をせき止めるリップゴムの先端も丁寧に掃除してください。

リップゴムの裏側にも汚れがたまっている場合は、無理に引っ張ったり傷つけたりしないよう注意しながら汚れを落とします。

掃除には中性洗剤を使い、塩素系洗剤は使用しないでください。

塩素系洗剤を使うと、リップゴムなどのパッキンが変形し、水がたまらない状態や漏水などの故障につながることがあります。

掃除が終わったらフラッパーを閉じ、便器内に水がたまるか、フラッパーが引っかからずに動くかを確認します。

簡易水洗トイレのフラッパーを掃除しても動きが改善しない場合や、何度掃除しても水が抜けてしまう場合は、汚れではなく部品の劣化を疑いましょう。

とくに尿石などが落ちず密閉できない状態が続く場合は、フラッパーやリップゴムの交換を検討する目安になります。

ダイワ化成の取扱・施工説明書を確認するならこちら

簡易水洗トイレのフラッパー弁の交換費用と交換方法

<フラッパー交換前に確認すること>

  1. 便器の機種名を確認する
  2. 不具合がフラッパー・リップゴム・ベース組のどこにあるか確認する
  3. 機種に合う交換部品と価格を確認する
  4. 取扱説明書やメーカーの修理手順に沿って交換する

簡易水洗トイレのフラッパー弁の交換費用は、フラッパーだけを替えるのか、リップゴムや開閉機構まで交換するのかで変わります。

ダイワ化成のFZシリーズでは、フラッパーディスク組Dが2,700円、リップゴムG組が2,000円、ベース組FZが12,700円で、いずれも税別の部品価格です。

どの部品を交換するかは、症状によって異なります。

たとえば、フラッパーが閉じているのに水がたまらない場合は、リップゴムの汚れや劣化を確認します。

一方で、フラッパーそのものが閉じない場合は、フラッパーや開閉するベース部分まで確認が必要です。

業者へ依頼する場合は、部品代のほかに作業費や出張費などが加わります。

メーカー公式では修理全体の一律料金は示されていないため、正確な総額は機種と症状を伝えて見積もりを確認しましょう。

自分で簡易水洗トイレのフラッパーを交換するときは、最初に便器の機種名を確認してください。

同じメーカーでも機種によってフラッパー構造や対応部品が異なるため、見た目が似ている部品を自己判断で取り付けるのは避けましょう。

機種を確認したら、メーカーの部品検索や分解図で対応する品番を調べます。

次に止水栓を閉め、機種ごとの取扱説明書やメーカーの交換動画に沿って古い部品を取り外し、新しい部品を決められた位置へ取り付けます。

取り付け後は止水栓を開き、フラッパーが最後まで閉じるか、便器内に水がたまるか、周囲から水漏れしていないかを確認してください。

部品の適合が分からない場合や、フラッパー周辺の機構まで外す必要がある場合は、無理に分解せず業者やメーカーへ修理を依頼するほうが安心です。

また、古い簡易水洗トイレではサービス部品がすでに廃番になっている場合があります。

修理部品が手に入らない場合や、複数の部品に不具合が出ている場合は、部分修理を重ねるより便器本体の交換を検討したほうがよいでしょう。

ダイワ化成の「トイレの修理方法」を確認するならこちら

簡易水洗トイレの寿命は?便器交換を検討する目安

<便器交換を検討したい目安>

  • 掃除や部品交換をしても同じ不具合を繰り返す
  • 必要なサービス部品が廃番になっている
  • 水漏れやフラッパーの不具合など複数の故障が出ている
  • 廃番から長期間経過した機種を使っていて修理が難しい

簡易水洗トイレの寿命は「何年で必ず交換」と一律に決められるものではなく、お手入れの状態や部品の劣化、修理部品が手に入るかによって変わります。

ダイワ化成では、トイレの耐用年数は日常のお手入れによって変わり、毎日や毎週掃除している場合には20年以上使われている例もあると案内しています。

とくに簡易水洗トイレでは、便器内に水をためるフラッパーとリップゴムのお手入れが耐用年数に関係します。

そのため、「10年たったから必ず交換」「20年まで必ず使える」と年数だけで判断するのはおすすめできません。

まずは、臭い、水がたまらない、水漏れ、フラッパーが閉じないといった不具合が掃除や部品交換で直るか確認しましょう。

交換部品が現在も供給されていて、故障箇所がはっきりしている場合は、部品交換で使い続けられることがあります。

一方で、古い機種ではメーカーがサービス部品の供給を終了しているものがあります。

ダイワ化成では、商品が廃番になって10年以上経過した一部の機種について、部品交換で改善しない場合は便器の取り替えをすすめています。

「設置から何年たったか」だけでなく、「不具合が増えていないか」「部品が手に入るか」「修理して改善する状態か」を合わせて見ることが、便器交換を判断するポイントです。

たとえば、フラッパーだけでなく給水部品やタンクまわりにも不具合が出ており、そのたびに修理が必要になっている場合は、便器一式を新しくしたほうが負担を減らせることがあります。

逆に、便器本体に問題がなく、現在も供給されている消耗部品を交換すれば直る場合は、すぐに便器全体を交換する必要はありません。

簡易水洗トイレの寿命が気になったら、使用年数だけで決めず、機種名、故障している場所、部品の供給状況を確認してから修理と便器交換を比較しましょう。

ダイワ化成の「簡易水洗トイレのよくあるご質問」を確認するならこちら

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簡易水洗トイレのメーカーは?コメリ・おすすめ便器・ウォシュレット対応も解説

・この章の要点まとめ

  • 簡易水洗トイレは、コメリなどで購入できますが、便器・タンク・便座が別売りの場合があるため、価格だけでなく必要部品や工事まで確認することが大切です。
  • おすすめ便器は、排水芯や設置スペース、便器サイズ、価格、温水洗浄便座への対応まで比べて自宅に合うものを選びましょう。
  • ダイワ化成やLIXILには簡易水洗トイレの選択肢がありますが、TOTOは簡易水洗便器を販売していません。
  • 簡易水洗トイレでも温水洗浄便座を使える製品はありますが、便器寸法・電源・給水・メーカーの適合確認が必要です。

簡易水洗トイレを選ぶとき、「コメリで買えるの?」「どのメーカーや便器を選べばいいの?」と迷いますよね。

簡易水洗トイレは、便器の形や洗浄方式だけでなく、今の設備に合うか、温水洗浄便座を取り付けられるかまで確認して選ぶことが大切です。

そこでこの章では、コメリで選ぶときのポイント、おすすめ便器の選び方、ダイワ化成やTOTOなどのメーカー情報、ウォシュレット対応までわかりやすく解説します。

・この章を読んでわかること

簡易水洗トイレをコメリで選ぶときのポイント

<コメリで購入する前に確認するポイント>

  • 便器だけなのか、タンクや便座まで含む商品なのか確認する
  • 選んだ店舗の在庫・店舗受取・取り寄せの可否を確認する
  • 既存の排水位置に取り付けられるか確認する
  • 商品代だけでなく、必要部品・工事・保証まで含めて判断する

簡易水洗トイレをコメリで選ぶときは、表示価格だけを見るのではなく、「便器・タンク・便座のどこまで含まれているか」を最初に確認しましょう。

コメリドットコムでは、LIXILの簡易水洗トイレ「トイレーナR」に使う便器TWC-3や、手洗い付きタンクTWT-3Bが販売されています。

2026年9月時点では、便器のみのTWC-3は税込34,800円、タンクのみのTWT-3Bは税込50,000円です。

ただし、便器の商品ページにはタンクと便座が別売り、タンクの商品ページには便器と便座が別売りと明記されています。

そのため、便器だけの価格を見て「この金額でトイレ一式を交換できる」と判断しないことが大切です。

コメリのLIXIL簡易水洗トイレ用便器TWC-3を確認するならこちら

コメリのLIXIL簡易水洗トイレ用タンクTWT-3Bを確認するならこちら

次に、店舗受取と在庫を確認します。

コメリでは、商品ページから受取店舗を選び、対応商品の店舗在庫の目安を確認できます。

指定した店舗に在庫がない場合は、対象商品であれば取り寄せ注文になります。

コメリ公式では、取り寄せの場合は7日前後が納期の目安とされていますが、商品や在庫状況によってはさらに日数がかかることがあります。

交換する時期が決まっている場合は、在庫がなくなってから探すのではなく、早めに受取店舗と入荷予定を確認しておくと安心です。

取り替えでは、今使っている便器の排水位置も確認してください。

LIXILのTWC-3は標準の排水芯が430mmで、別売りの取替用ソケットを使うことで複数の排水芯へ対応できます。

今の排水位置と合わない商品を購入すると、そのまま設置できないため、便器の品番や排水芯が分からない場合は施工業者へ確認してから購入しましょう。

また、工事を依頼する場合は保証内容も確認しておくことが大切です。

コメリリフォームでは施工後の保証制度がありますが、保証期間や対象範囲は工事内容や設備によって異なります。

商品だけを購入して別の業者へ取り付けを頼む場合は、商品のメーカー保証と施工業者の工事保証をそれぞれ確認しましょう。

コメリで本体を安く購入できても、タンク・便座・取替用部品・工事が別に必要になると、最終的な支払額は表示価格より高くなります。

簡易水洗トイレをコメリで選ぶ場合は、価格、在庫・取り寄せ、必要部品、既存設備との適合、工事、保証までまとめて確認してから決めましょう。

簡易水洗トイレ便器のおすすめは?選び方も解説

<簡易水洗トイレ便器のおすすめの選び方>

  • ゆったりした大型便器を選びたいならFZ500が候補
  • 標準サイズと陶器製タンクを両立したいならFZ400が候補
  • 価格や軽さ、取り替えやすさを重視するならFZ300が候補
  • 最終的には排水芯・設置スペース・対応便座が自宅に合うか確認する

簡易水洗トイレ便器のおすすめは、広さ・価格・タンクの材質・排水位置のどれを優先するかによって変わります。

ダイワ化成のソフィアシリーズで比較すると、FZ500、FZ400、FZ300はそれぞれ向いている使い方が異なります。

便器のゆったり感を優先するなら、大型のエロンゲートサイズを採用したFZ500が候補です。

トイレの広さを抑えながら陶器製タンクを選びたいなら、標準サイズのFZ400が選びやすいです。

価格や施工時の軽さを重視するなら、標準サイズの便器と樹脂製タンクを組み合わせたFZ300が候補になります。

価格も同じ条件で比べると違いが分かりやすくなります。

2026年9月時点の手洗なし・普通便座の税別価格は、FZ500が128,300円、FZ400が128,300円、FZ300が113,600円です。

主な違いを整理すると、次のようになります。

スクロールできます
製品主な特徴手洗なし・普通便座の税別価格おすすめの人
FZ500大型便器・陶器製タンク128,300円ゆったりした便器を使いたい人
FZ400標準便器・陶器製タンク128,300円省スペースと陶器製タンクを両立したい人
FZ300標準便器・樹脂製タンク113,600円価格や軽さ、交換しやすさを重視したい人

ただし、価格や便器の大きさだけで決めてはいけません。

標準排水芯はFZ500が460mm、FZ400が430mm、FZ300が410mmのため、現在の排便管の位置との適合確認が必要です。

さらに、温水洗浄便座を使いたい場合は、メーカーが対応を確認している洗浄便座とのセットも確認しましょう。

手入れや修理のしやすさも重要です。

ソフィアシリーズでは、便器内に水をためて掃除できる仕組みや、消耗品のリップゴムを便器を外さず上側から交換できる構造が採用されています。

簡易水洗トイレのおすすめは、「一番高い製品」や「一番安い製品」ではなく、自宅の排水位置と設置スペースに合い、必要な機能を無理なく使える製品です。

既存設備との適合が分からない場合は、現在の便器の品番や排水芯を施工業者へ伝え、取り替え可能な製品を確認してから購入しましょう。

ダイワ化成の「ソフィアシリーズ」を確認するならこちら

ダイワ化成・TOTOなど簡易水洗トイレのメーカー別に確認するポイント

<メーカーを確認するときのポイント>

  • ダイワ化成は複数の簡易水洗トイレを現在も展開している
  • LIXILには洋風簡易水洗便器「トイレーナR」がある
  • TOTOは過去から簡易水洗便器を販売していない
  • メーカー名だけでなく、排水芯・便器サイズ・便座・修理部品まで比較する

簡易水洗トイレのメーカーを選ぶときは、「有名なトイレメーカーだから簡易水洗便器もある」と考えず、現在の取扱状況を公式情報で確認することが大切です。

簡易水洗トイレの選択肢として確認しやすいメーカーの一つが、ダイワ化成です。

ダイワ化成では、ソフィアシリーズとしてFZ500、FZ400、FZ300、定量洗浄タイプのFZ50Tなどを現在も展開しています。

大型便器、標準サイズ、樹脂製タンク、定量洗浄など製品ごとに特徴が分かれているため、設置場所や使い方に合わせて比較できます。

また、公式サイトには取扱説明書、施工説明書、分解図、サービス部品表が用意されているため、交換後の修理や部品確認までしやすい点も選ぶときの判断材料になります。

ダイワ化成の取扱説明書・施工説明書・分解図を確認するならこちら

LIXILでは、「トイレーナR」という洋風簡易水洗便器が確認できます。

便器TWC-3とタンクTWT-3Bの組み合わせでは、洗浄水量は0.35L、便器サイズは標準、標準排水芯は430mmです。

別売りの取替用ソケットを使うことで複数の排水芯へ対応できるため、既存便器から取り替える場合は現在の排水位置と合わせて確認しましょう。

一方、「簡易水洗トイレはTOTOにもあるのでは」と思う人は注意が必要です。

TOTOは公式Q&Aで、過去から簡易水洗便器を販売していないと案内しています。

そのため、TOTOの簡易水洗トイレ本体を候補として探すのではなく、簡易水洗方式を現在扱っているメーカーから選ぶ必要があります。

TOTOの簡易水洗便器の取扱状況を確認するならこちら

メーカーごとの状況を整理すると、次のようになります。

メーカー簡易水洗トイレの確認ポイント選ぶときに見る部分
ダイワ化成ソフィアシリーズなど複数の現行製品あり便器サイズ・排水芯・タンク材質・対応便座・修理部品
LIXILトイレーナRを確認できる排水芯・取替用ソケット・便座・タンク
TOTO簡易水洗便器は過去から販売していない簡易水洗便器本体の候補にはしない

どのメーカーを選ぶ場合でも、便器本体だけで比較するのではなく、今の排水位置に取り付けられるか、希望する便座を使えるか、将来必要になった部品を入手できるかまで確認すると安心です。

とくに古い簡易水洗トイレから交換する場合は、メーカー名と品番を控えたうえで、施工店へ既存設備との適合を確認してもらいましょう。

簡易水洗トイレにウォシュレットは使える?対応条件を確認

<温水洗浄便座を使うための確認ポイント>

  1. 便器に対応する温水洗浄便座か確認する
  2. 便器の大きさと便座の取付寸法を確認する
  3. トイレ内に電源と給水設備があるか確認する
  4. 他社製を使う場合はメーカーへ適合を確認する

簡易水洗トイレでも温水洗浄便座を使える製品はありますが、どのウォシュレットでもそのまま取り付けられるわけではありません。

たとえばダイワ化成のソフィアシリーズでは、普通便座だけでなく、暖房便座や洗浄便座を組み合わせたセットが公式に用意されています。

FZ500、FZ400、FZ300などでは、DCW-KB31AやDCW-EA24Aなどの洗浄便座を組み合わせた製品を選べます。

そのため、これから簡易水洗トイレを交換する場合は、最初からメーカーが組み合わせを確認している洗浄便座セットを選ぶと分かりやすいです。

すでに使っている簡易水洗トイレへ後付けするときは、まず便器の品番と大きさを確認しましょう。

便器には大型のエロンゲートサイズと標準のレギュラーサイズなどがあり、便座側の取付寸法と合わなければ正常に取り付けられません。

次に、電源を確認します。

ダイワ化成の洗浄便座は交流100Vを使用するため、トイレ内に対応するコンセントが必要です。

給水についても、便座へ水を送れるように接続する必要があります。

製品によって必要な水圧も決まっており、たとえばダイワ化成のDCW-KB31Aでは使用水道圧範囲が0.06〜0.75MPaです。

コンセントがない場合は電気工事が必要になるため、延長コードだけで済ませるのではなく、設置場所に合った電源を準備しましょう。

他社製の温水洗浄便座を取り付けたい場合は、便器の形が合いそうに見えても自己判断で購入しないことが大切です。

ダイワ化成も、FZシリーズへ他社製の洗浄便座はそのままでは取り付けできない場合があると案内しています。

なお、「ウォシュレット」はTOTOの商品名ですが、TOTO自体は簡易水洗便器を販売していません。

そのため、TOTOのウォシュレットを既存の簡易水洗便器へ付けたい場合も、便器と便座の両方の品番を確認し、メーカーや施工店へ取付可否を確認してから購入しましょう。

簡易水洗トイレにウォシュレットを使いたい場合は、便器の形や寸法だけでなく、電源、給水、水圧、メーカーが確認している組み合わせまでチェックすることが大切です。

ダイワ化成FZ500の対応洗浄便座を確認するならこちら

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この記事を書いた人

住まいの水回りリフォーム編集部は、トイレリフォームに関する費用相場・工事の流れ・業者選び・補助金・注意点などをわかりやすく解説する編集部です。初めてリフォームを検討する方でも安心して比較・判断できるよう、実用的な情報をお届けしています。

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