節水トイレのデメリットは?水量を増やす方法や見分け方も解説

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「節水トイレのデメリットは?流れにくさや詰まりが気になる」

「節水トイレの水量を増やす方法や見分け方を知りたい」

「節水トイレの補助金やランキング、費用までまとめて比較したい」

節水トイレは使う水を減らせる一方で、トイレットペーパーの量や使い方によっては流れにくさを感じ、「やめたい」と思うこともあります。

また、節水型トイレはなぜ流せないことがあるのか、水量を増やしてよいのか、そもそも自宅の便器が節水型なのかも気になりますよね。

さらに、節水のためにできる安全な方法や、節水トイレの補助金、交換費用、TOTOなどを比較するときのランキングの見方まで確認しておくと、後悔しにくくなります。

そこでこの記事では、節水トイレのデメリットや詰まる原因、水量を増やす方法、見分け方、安全な節水方法、補助金や費用、選び方までわかりやすく解説します。

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目次

節水トイレのデメリットとやめたいと感じる理由

・この章の要点まとめ

  • 節水トイレは水量が少ないぶん、使い方によっては洗浄力が弱く感じたり、紙や汚物が流れにくくなったりすることがあります。
  • 大・小洗浄の使い分けやトイレットペーパーの量を守れば、節水トイレのデメリットを抑えながら使いやすくなります。
  • 正しく使っても流れにくさや詰まりが続く場合は、便器や排水設備を点検し、改善しなければ修理や交換を検討しましょう。

節水トイレは水道代を抑えられる一方で、「流れが弱いのでは?」「使ってからやめたいと感じない?」と気になる人もいますよね。

洗浄力や詰まりやすさへの不満があると、このまま使い続けるべきか、別のトイレへ交換したほうがよいのか迷いやすいです。

そこでこの章では、節水トイレのデメリットとして感じやすい洗浄力や詰まりの問題と、やめたいと感じたときに確認したい向き不向きを解説します。

・この章を読んでわかること

節水トイレのデメリット①:洗浄力に不満を感じることがある

<洗浄力で不満を感じやすいポイント>

  • 以前のトイレより1回に使う水が少なく、流れが弱く見えることがある
  • 汚物の量や性質によっては、1回の洗浄で流しきれないことがある
  • トイレットペーパーを多く使った場合は、小洗浄では流れにくいことがある
  • 洗浄水量が少ないことだけで、洗浄性能が低いとは判断できない

節水トイレのデメリットとして感じやすいのが、以前使っていたトイレと比べて「流す水が少なく、洗浄力が弱くなったように見える」という点です。

最近の節水トイレは、少ない水でも便器内を効率よく洗えるように、便器の形や水の流し方が工夫されています。

そのため、洗浄水量が少ないからといって、必ずしも洗浄性能そのものが低いわけではありません。

ただし、汚物の量や重さ、トイレットペーパーの量や種類によっては、1回の洗浄で完全に流しきれないことがあります。

TOTOの取扱説明書でも、汚物の大きさや量、重さ、トイレットペーパーの量や種類によっては、1回の洗浄で残る場合があると案内されています。

また、LIXILでも、トイレットペーパーを多く使用した場合は、小洗浄では紙が流れないことがあるため、大洗浄を使うよう案内しています。

とくに、以前のトイレで多めの水を勢いよく流す感覚に慣れていると、節水トイレへ交換した直後は「流れが弱くなった」と感じやすいでしょう。

しかし、便器内に汚物や紙が残らず正常に流れているのであれば、水の見た目だけで洗浄力不足と判断する必要はありません。

気をつけたいのは、大便や多めのトイレットペーパーを小洗浄で流すなど、その機種が想定している使い方から外れている場合です。

節水トイレを選ぶときは、水量の数字だけを見るのではなく、普段使うトイレットペーパーの量や家族の使い方も考えておくと、交換後の違和感を減らしやすくなります。

節水トイレのデメリット②:使い方によっては詰まりやすくなる

<詰まりにつながりやすい使い方>

  • 大便や多めのトイレットペーパーを小洗浄で流す
  • 一度に大量のトイレットペーパーを流す
  • タンクが満水になる前に続けて流す
  • ペットボトルや節水用品をタンクに入れて、決められた水量よりさらに減らす

節水トイレは正常に使えば節水しながら洗浄できるよう設計されていますが、流すものに対して水量が足りない使い方をすると、詰まりにつながることがあります。

代表的なのが、大便を小洗浄で流したり、一度に大量のトイレットペーパーを流したりする使い方です。

小洗浄は使う水が少ないため、本来は大洗浄を使う場面で小洗浄を選ぶと、便や紙を排水管の奥まで運ぶための水量が足りなくなります。

LIXILでは、大便時は必ず大洗浄を使い、一度に流すトイレットペーパーは大洗浄で約5m、小洗浄で約2mを目安にするよう案内しています。

TOTOのピュアレストでも、機種の取扱説明書で大洗浄と小洗浄の用途が分けられており、決められた量を超えるトイレットペーパーを流すと詰まるおそれがあると案内されています。

タンク式では、1回流した直後にまだ水が十分たまっていない状態で再び流すことにも注意が必要です。

タンク内の水が少ないまま洗浄すると、本来必要な水量を確保できず、洗浄不良や詰まりにつながります。

さらに節水したいからといって、タンクの中へペットボトルや市販の節水用品を入れる方法も避けましょう。

LIXILは、タンク内へペットボトルや節水用部品を入れて洗浄水量を減らすと、流れが悪くなったり詰まりの原因になったりすると案内しています。

つまり、節水トイレだから必ず詰まりやすいのではなく、メーカーが決めた水量よりさらに減らしたり、流す量に合わない洗浄方法を選んだりすると問題が起こりやすくなります。

節水トイレのデメリットをできるだけ抑えるには、まず機種ごとの大洗浄と小洗浄の使い分けを守り、一度に大量の紙を流さないことが大切です。

節水トイレをやめたいと感じたときに確認したい向き不向き

<節水トイレが向いているか判断するポイント>

  • 大・小洗浄を正しく使い分ければ問題なく流れるなら、そのまま使い続けやすい
  • 紙の量を守ることで流れにくさがなくなるなら、使い方を見直して様子を見る
  • 正しく使っても流れにくさや詰まりを繰り返すなら、便器や排水設備を点検する
  • 点検や修理をしても不満が解消しない場合に、別の機種への交換を検討する

節水トイレをやめたいと感じたときは、「節水型だから自宅に向いていない」とすぐ判断せず、正しい使い方で問題なく流れるかを最初に確認しましょう。

大便では大洗浄を使い、トイレットペーパーを一度に多く流さないことで問題がなくなるなら、節水トイレをそのまま使い続けやすいケースです。

少ない水で流すことに慣れず洗浄力が弱く感じていただけで、便や紙がきちんと流れているのであれば、見た目の水量だけを理由に交換する必要はありません。

一方で、メーカーが案内する使い方を守っているのに、何度も紙や汚物が残ったり、流れにくさを繰り返したりする場合は、使い方以外の原因も確認したほうがよいでしょう。

タンク式の場合は、タンクに必要な水がたまっているか、内部の部品に不具合がないかも確認したいポイントです。

また、長く使っているトイレでは、便器だけでなく排水側の状態も含めて点検してもらうと、流れにくさの原因を切り分けやすくなります。

この段階で大切なのは、自己判断でタンクの水量を減らしたり、反対に部品を調整して水量を変えたりしないことです。

節水トイレには機種ごとに決められた洗浄水量があり、TOTOやLIXILには洗浄水量を変更できる機種もありますが、変更方法や利用者自身で操作できる範囲は製品によって異なります。

水量を増やせる機種や具体的な調整方法については、次の章で詳しく解説します。

正しい使い方でも流れにくい、何度も詰まる、点検や修理をしても使いにくさが解消しない場合は、現在の便器を使い続けるより、メーカーや施工業者へ相談して別の機種への交換を検討するタイミングです。

反対に、洗浄方法や紙の量を見直すだけで問題なく使えるのであれば、節水効果を生かしながらそのまま使用できます。

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節水トイレの水量を増やす方法!TOTO・LIXILの調整方法も解説

・この章の要点まとめ

  • 節水トイレの水量は増やせる機種がありますが、品番ごとに変更方法や調整できる範囲が異なります。
  • TOTOはネオレストやピュアレストなどで水量を増やせる機種があり、リモコン設定やタンク側の調整方法を品番ごとに確認します。
  • LIXILはサティスなどでリモコンから水量を増やせる機種がある一方、元に戻す際に有料作業が必要な機種もあります。

節水トイレを使っていて、「水の量が少なくて流れにくい」「もう少し水量を増やせないのかな」と感じることがあります。

ただし、水量を調整できる場所や方法は機種によって異なり、TOTOとLIXILでも確認するポイントが違います。

そこでこの章では、節水トイレの水量を増やす方法と調整前の注意点、TOTO・LIXILそれぞれの確認方法を解説します。

・この章を読んでわかること

節水トイレの水量を増やす方法と調整前の注意点

<水量を増やす前の確認ポイント>

  1. 便器やタンクの品番を確認する
  2. 取扱説明書で洗浄水量を変更できる機種か確認する
  3. タンク式なら水位が適正な位置にあるか確認する
  4. 指定された方法以外で部品や水位を調整しない
  5. 改善しない場合はメーカーや施工業者へ相談する

節水トイレの水量を増やす方法はありますが、どのトイレでも同じ場所を調整すればよいわけではありません。

まず確認したいのが、便器やタンク、機能部に記載されている品番です。

同じメーカーの節水トイレでも、タンク式とタンクレストイレでは仕組みが異なり、洗浄水量を変更できる場所や操作方法も変わります。

リモコンから洗浄水量を変更できる機種がある一方で、タンク内部の調整が必要な機種や、利用者自身では変更せず修理や施工を依頼するよう案内されている機種もあります。

タンク式トイレで水が少ないと感じる場合は、単純に設定水量が少ないのではなく、タンク内の水位が本来の位置まで上がっていないことも考えられます。

たとえばLIXILでは、タンク内の水位がオーバーフロー管に示されたW.L.の位置にある状態を適正な水量として案内しています。

水位が低い場合は、その機種で指定された方法に従って適正な位置へ戻すことが大切です。

「流れにくいから」と自己判断でタンク内の部品を動かしたり、指定された位置より水位を高くしたりするのは避けましょう。

水量が多すぎると、水が止まりにくくなったり、水はねにつながったりすることがあります。

また、洗浄水量そのものを増やせる機種でも、変更できる量はメーカーが定めた範囲内です。

そのため、最初に品番を確認し、その品番に対応する取扱説明書やメーカーの案内から「洗浄水量の変更」「水量の調整」といった項目を探すのが安全です。

設定や水位を正しく確認しても流れにくさが改善しない場合は、無理に水量を増やし続けず、詰まりや給水部品など別の原因も考えてメーカーや施工業者へ相談しましょう。

TOTOの節水トイレの水量を増やす方法

<TOTOで水量を増やすときの確認手順>

  1. 便器の品番を確認する
  2. その品番が洗浄水量を変更できる機種か確認する
  3. 品番に対応した水量と変更方法を確認する
  4. 公式に案内された方法だけで変更する
  5. 変更後に便やトイレットペーパーが正常に流れるか確認する

TOTOの節水トイレの水量を増やすことはできますが、変更できる水量と操作方法は便器の品番によって異なります。

TOTOでは、ネオレスト、GGA、GG、GG-800、ピュアレストEX・QR・MRなど、複数の製品で洗浄水量を増やせることを案内しています。

ただし、「TOTOの節水トイレなら同じ方法で増やせる」という仕組みではありません。

まず、現在使っている便器の品番を確認しましょう。

品番が分からない場合は、TOTOの品番特定ガイドで便器を確認し、品番が分かったらCOM-ETで該当する製品を調べます。

COM-ETでは、製品ごとの寸法や洗浄水量を確認できるため、現在の標準水量を把握してから変更できるか判断できます。

たとえば、ネオレストLS・AS・RSなどの対象機種では、標準の洗浄水量から大洗浄6L・小洗浄5L、または大洗浄8L・小洗浄6Lへ変更できる機種があります。

ネオレストAH・RH・DHなどの対象機種でも、大洗浄6L・小洗浄5Lや、大洗浄8L・小洗浄6Lなどへ変更できる製品があります。

一方で、ピュアレストEX・QR・MRなどのタンク式では、タンク側の設定を変更する機種があります。

つまり、TOTOで水量を増やす場合は、タンクレスならリモコン設定、タンク式ならタンク側というように決めつけず、品番ごとの手順を見る必要があります。

TOTOは洗浄水量を増やせる対象製品についても、洗浄不良につながるため、規定より水量を減らすことはできないと案内しています。

また、一度設定を変更したあとに別の水量へ切り替えるときは、いったん標準設定へ戻す必要がある機種もあります。

そのため、「流れにくいから8Lにしよう」と自己判断するのではなく、まず品番に対応する変更可能な水量を確認することが大切です。

TOTO公式の修理施工ナビには、便器品番ごとの洗浄水量変更方法や、対象製品では切り替え手順の動画も用意されています。

自分のトイレで変更できる水量と具体的な操作を確認したい場合は、便器品番を確認してから公式の変更手順を見ると迷いにくいです。

TOTO「洗浄水量を、変更できますか?」を確認するならこちら

正しく増量しても便や紙が流れにくい場合は、水量だけが原因とは限らないため、それ以上設定を変えず、詰まりや排水状態も含めてメーカーや施工業者へ相談しましょう。

LIXILの節水トイレの水量を増やす方法

<LIXILで水量を増やすときの確認手順>

  1. 便フタなどから品名・品番を確認する
  2. サティスなど自分で水量を変更できる機種か確認する
  3. タンク式ならタンク内の水位が適正か確認する
  4. 品番に対応した公式の変更手順だけで操作する
  5. 元に戻せる機種かどうかも変更前に確認する

LIXILの節水トイレの水量を増やす場合は、サティスのようにリモコンで変更できる機種と、利用者自身では水量変更を行わない機種を分けて考える必要があります。

まず、現在使っているトイレの品名と品番を確認しましょう。

LIXILのサティスシリーズでは、便フタの裏側に品名・品番が表示されているため、機能部品番を確認します。

サティスX・G・S・Eタイプは、対象機種であればリモコンを操作して洗浄水量を増やせます。

ただし、同じサティスでも型によって操作方法が異なるため、シリーズ名だけで判断せず、品番に合った手順を確認することが大切です。

とくに注意したいのが、水量を増やしたあとに自分で元へ戻せない機種があることです。

サティスG100型・G200型、S400型・S500型・S600型、E100型は、利用者自身では洗浄水量を元に戻せません。

これらの機種で標準の水量へ戻したい場合は、LIXILの修理担当者による有料作業が必要です。

「試しに増やして、合わなければすぐ戻せばよい」と考えず、元に戻せる機種かどうかまで確認してから設定を変えましょう。

一方、タンク式のLIXILトイレで水が少なく見える場合は、洗浄水量の設定を変える前に、タンク内の水位が適正か確認します。

LIXILでは、オーバーフロー管に表示されたW.L.の位置を、タンク内の適正な水位として案内しています。

水位がW.L.より低い場合は、単純に節水設定が強すぎるのではなく、給水や水位調整の状態に原因があることも考えられます。

この場合も、水量を増やすために勝手に水位を高くするのではなく、自分の品番に対応した取扱説明書に記載された水位調整方法を確認してください。

LIXILの節水トイレで水量を増やす具体的な操作を確認したい場合は、品番を特定したうえで、サティスなら該当する型の洗浄水量変更手順、タンク式なら取扱説明書の水位調整方法を確認すると分かりやすいです。

LIXIL「サティスの洗浄水量を増やす方法」を確認するならこちら

公式の手順どおりに操作しても洗浄水量が増えない場合は、故障の可能性もあるため、それ以上部品を動かさず、購入した取扱店またはLIXIL修理受付センターへ相談しましょう。

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節水トイレの見分け方とは?仕組みと安全な節水方法も解説

・この章の要点まとめ

  • 節水トイレかどうかは、見た目ではなく品番やメーカー公式の洗浄水量を確認して判断しましょう。
  • 安全に節水するなら、大・小洗浄の使い分けやメーカー指定の設定を優先し、タンクの水量を自己流で減らさないことが大切です。
  • 100均の節水グッズや「節水できるくん」は適合条件を確認し、ペットボトルをタンクに入れる方法は詰まりや故障の原因になるため避けましょう。

「自宅のトイレは節水型なの?」「もっと水の使用量を減らす方法はある?」と気になる人もいますよね。

節水グッズやタンクの工夫は手軽に見える一方で、やり方を間違えると洗浄不良や詰まりにつながるため、安全にできる方法を見極めることが大切です。

そこでこの章では、節水トイレの見分け方や基本的な仕組みに加えて、タンクでできる節水方法、100均などの節水グッズ、ペットボトルを使う方法の注意点まで解説します。

・この章を読んでわかること

節水トイレの見分け方!洗浄水量や便器の仕様を確認

<節水トイレか確認するポイント>

  • 便器やタンクの品番を確認する
  • メーカー公式サイトや取扱説明書で大・小の洗浄水量を調べる
  • 見た目やタンクの大きさだけでは判断しない
  • 洗浄水量だけでなく、水の流し方や便器の仕様も確認する

節水トイレの見分け方でいちばん確実なのは、便器やタンクの品番を調べ、メーカー公式の仕様に記載された洗浄水量を確認する方法です。

節水型トイレは、単純に流す水を減らした便器ではありません。

便器の形や排水路、水を流す方向などを工夫し、従来より少ない水を効率よく使って洗浄できるように作られています。

たとえばTOTOでは、吐水口から水平方向へ勢いよく水を出し、便器内を渦を巻くように洗うトルネード洗浄を採用している製品があります。

LIXILにも、強い水流を便器鉢内のすみずみまで回し、少ない水で汚れを洗い流す製品があります。

このように、節水型トイレは水量だけでなく、水の勢いや流れる方向、便器の形を組み合わせて洗浄性能を保っているのが特徴です。

洗浄水量を見ると、現在のTOTOネオレストは床排水タイプで大3.8L・小3.0L、LIXILには大5L・小3.8Lで洗浄するECO5の便器があります。

一方、古い便器には大洗浄で13Lや16Lを使うものもあり、新しい節水型とは1回あたりの水量に大きな差があります。

節水型トイレの公的な基準を見ると、節水型トイレとして扱われる製品の洗浄水量を6.5L以下としている制度もあります。

ただし、「6.5L以下ならすべて同じ性能」という意味ではないため、実際には使用中の機種の大洗浄と小洗浄の水量を個別に確認しましょう。

TOTOの場合、組み合わせ便器では便器側面の下側などに品番ラベルがあり、陶器製タンクではタンク正面、樹脂製タンクでは便ふた裏などで品番を確認できます。

メーカーや便器の種類によって表示場所は違うため、品番が見つからない場合はメーカー公式サイトの品番確認ページや取扱説明書を利用すると確実です。

便器の見た目が新しい、タンクが小さいといった特徴だけでは、節水型かどうかを正確に判断できません。

自宅のトイレが節水型か知りたいときは、まず品番を確認し、その品番の洗浄水量、発売時期、洗浄方式などをメーカー公式の仕様で確認しましょう。

トイレの節水方法と裏ワザ!タンクでできる対策

<安全にできるトイレの節水方法>

  • 大便は「大」、小便は「小」と洗浄を正しく使い分ける
  • メーカーが用意している節水機能や設定を使う
  • タンクの水量は自己流で減らさず、品番ごとの指定を確認する
  • 古い便器なら節水型トイレへの交換も含めて考える

トイレの節水方法では、タンクの水を無理に減らす裏ワザより、まず大・小洗浄を正しく使い分けることが安全で簡単です。

小便のたびに大洗浄を使っている場合は、機種の説明書に従って小洗浄を使うだけでも、1回に使う水を抑えられます。

反対に、大便を小洗浄で流して水を節約しようとする方法はおすすめできません。

水量が足りずに汚物やトイレットペーパーを十分に押し流せなくなり、詰まりにつながるためです。

節水トイレのタンクを調整したい場合も、自分の判断で水位を下げるのではなく、便器やタンクの品番からメーカー指定の設定方法を確認しましょう。

LIXILでは、機種によって洗浄水量を変更できるものがありますが、一般の利用者が自分で変更するのではなく、取扱店や修理受付センターへの依頼が必要な製品もあります。

そのため、トイレタンクの節水では「タンクの水位をできるだけ低くすればよい」と考えないことが大切です。

タンクには便や紙を排水管まで運ぶために必要な水量が設定されており、少なくしすぎると洗浄不良や詰まりにつながります。

トイレの節水で裏ワザを試すなら、「水そのものを無理に減らす方法」ではなく、便器にもともと備わっている大・小洗浄や節水設定を正しく使うことを優先しましょう。

また、大洗浄で10L以上使う古い便器を長く使っている場合は、小さな工夫を重ねるより、少ない水で流せる節水型へ交換したほうが使用水量を大きく減らせることがあります。

トイレの節水グッズは100均で買える?できるくんやダイソーも解説

<節水グッズを選ぶときのポイント>

  • ダイソー公式では、トイレの洗浄水量を減らす専用器具は確認できない
  • 「トイレ節水できるくん」は2026年9月時点でコーナン通販で販売されている
  • 節水率だけで選ばず、自宅のタンクへ使用できるかを確認する
  • 便器メーカーがタンクへの節水用品の使用を禁止している場合は使わない

トイレの節水グッズを100均で探しても、2026年9月時点のダイソー公式ネットストアでは、タンクの洗浄水量を減らすための専用節水器具は確認できませんでした。

ダイソーには「節水トイレにも使える」と表示されたトイレクリーナーがありますが、これは掃除用品であり、水の使用量を減らすトイレの節水グッズではありません。

そのため、トイレの節水グッズをダイソーなどの100均で探す場合は、「節水トイレ対応」という表示と「洗浄水量を減らす商品」を混同しないようにしましょう。

一方、「トイレ節水できるくん」は2026年9月時点でホームセンターコーナンの通販で販売されています。

コーナンの商品ページでは、約30%〜40%の節水ができ、節水量を調整できること、水圧や水流は変わらないこと、ワンタッチで取り付けられることが案内されています。

ただし、現在確認できるコーナンの商品ページには、どのような内部構造で洗浄水量を調整するのかという詳しい仕組みや、使用できるタンクの型番一覧までは掲載されていません。

そのため、「節水できるくんならどのトイレにも取り付けられる」と判断するのは避けましょう。

購入する場合は、商品パッケージや説明書に記載された取り付け条件を確認し、自宅の便器・タンクの品番と照らし合わせることが大切です。

また、節水グッズそのものを使ってよいかは、便器メーカー側の注意事項も確認する必要があります。

たとえばLIXILでは、タンク内に節水用部品を入れて洗浄水量を減らすと、流れが悪くなったり詰まりの原因になったりするため、使用しないよう案内しています。

100均かどうか、節水率が高いかどうかだけで選ばず、「商品側の対応条件」と「便器メーカー側の使用可否」の両方を確認することが重要です。

すでに少ない水で流せる節水型トイレでは、さらに節水グッズで水量を減らすより、メーカーが設定した洗浄水量のまま使用するほうが安心です。

トイレの節水にペットボトルを使っても大丈夫?注意点を解説

<ペットボトルによる節水を避けたい理由>

  • 便やトイレットペーパーを流すための水量が不足する
  • 排水管の奥に汚物が残り、詰まりにつながることがある
  • ペットボトルがタンク内部の部品に干渉するおそれがある
  • 安全に節水するなら大・小洗浄の使い分けを優先する

トイレの節水にペットボトルをタンクへ入れる方法は、洗浄水量が不足して詰まりや故障につながるためおすすめできません。

ペットボトルをタンクの中へ入れると、その容積の分だけタンクにたまる水を減らせます。

一見すると、流すたびに使う水を簡単に減らせるため、手軽な節水方法に思えます。

しかし、トイレはメーカーが定めた洗浄水量を使って、便やトイレットペーパーを便器から排水管の奥へ運ぶように設計されています。

ペットボトルで水量を減らすと、便器の中では流れたように見えても、排水管の奥まで十分に運べないことがあります。

その状態を繰り返すと、汚物や紙が少しずつ残り、あとから詰まりにつながるおそれがあります。

また、タンクの中には水を止めたり流したりするための部品があり、入れたペットボトルが部品に触れることも問題です。

LIXILも、節水目的でタンク内へペットボトルを入れると、洗浄水量が減って詰まりの原因になり、タンク内部の部品へ干渉する可能性があると案内しています。

「500mLのペットボトルを入れれば毎回500mL節水できる」と考えるのではなく、便器を正常に流すために必要な水まで減らしてしまう点に注意してください。

安全に水の使用量を抑えたい場合は、大便では大洗浄、小便では小洗浄を使い分けるなど、メーカーが想定している使い方を優先しましょう。

古いトイレで1回の洗浄水量そのものが多い場合は、ペットボトルで無理に水を減らすより、少ない水で正常に洗浄できる節水型トイレへの交換を検討する方法もあります。

節水トイレへのリフォームが
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節水トイレが詰まる・流れにくい原因と対処法

・この章の要点まとめ

  • 節水トイレが詰まる原因は、水量だけでなく、紙や便の量、洗浄方法、排水管の状態などが関係します。
  • ラバーカップは排水口に密着する形を選び、止水栓を閉めてから正しい手順で使うことが大切です。
  • トイレットペーパーは一度に流しすぎず、多く使ったときは「大」で流し、必要なら数回に分けます。
  • TOTOの節水型トイレで詰まりを繰り返す場合は、品番ごとの洗浄水量を確認し、適正な水量でも改善しないときは点検を依頼します。

節水トイレを使っていて、「流れにくい」「トイレットペーパーが残る」「詰まりやすいのでは?」と不安になることがあります。

ただ、節水型だから必ず詰まりやすいわけではなく、紙や便の量、洗浄水量、配管の状態などを分けて確認することが大切です。

そこでこの章では、節水トイレが詰まる・流れにくい原因、ラバーカップの選び方と使い方、トイレットペーパーによる詰まりの予防法、TOTOの節水型トイレで確認したいポイントを解説します。

・この章を読んでわかること

節水トイレが詰まる・流れにくい原因

<節水トイレが詰まる主な原因>

  • トイレットペーパーや便を一度に多く流している
  • 大便や多量の紙を「小」で流している
  • ティッシュや生理用品など水に溶けにくい物を流している
  • 排水管の状態などにより流す力が不足している

節水トイレが詰まる原因は、節水型というだけで決まるのではなく、一度に流す便や紙の量、洗浄方法、排水管の状態などが重なって起こります。

「節水型トイレは詰まりやすいのでは?」と心配になるかもしれませんが、正しい洗浄方法で使っていれば、節水型だから必ず詰まるわけではありません。

特に注意したいのが、トイレットペーパーや便を一度に多く流す使い方です。

洗浄水量には、一度に押し流せる量の目安があります。

紙や便の量が多すぎると、便器の排水路やその先の配管まで運び切れず、途中で止まって詰まりにつながることがあります。

また、大便や多量のトイレットペーパーを「小」洗浄で流すことも避けましょう。

少ない洗浄水量では、便や紙を排水口の奥まで運ぶ力が足りなくなることがあります。

節水したいからと毎回「小」を選ぶのではなく、大便や紙を多く使ったときは「大」で流すことが大切です。

さらに、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、生理用品、オムツなどを流すと、便器や排水管の中に残って詰まりの原因になります。

「トイレに流せる」と書かれた製品でも、トイレットペーパーと同じようにすぐ崩れるとは限らないため、使用するトイレの取扱説明書も確認しておくと安心です。

便器の水位が上がっているときに、詰まりを流そうとして何度も洗浄レバーやボタンを操作するのは避けてください。

詰まりが残ったまま水を追加すると、汚水が便器からあふれるおそれがあります。

紙や便による軽い詰まりであれば、止水栓を閉めたうえで、便器に合ったラバーカップを使って解消できることがあります。

一方で、何度も詰まりを繰り返す、水の流れが以前より明らかに弱い、ラバーカップでも改善しないといった場合は、便器だけではなく排水管や洗浄水量の状態も確認が必要です。

このような場合は無理に自分で直そうとせず、メーカーや施工業者、水道工事業者へ点検を依頼しましょう。

節水トイレでラバーカップが合わないときの選び方と使い方

<ラバーカップを使う流れ>

  1. 便器の排水口に密着するラバーカップを選ぶ
  2. 止水栓を閉め、温水洗浄便座は電源プラグを抜く
  3. 便器内の水位を調整してラバーカップを密着させる
  4. ゆっくり押し込み、すばやく引く
  5. 詰まりが取れたら少量の水で流れを確認する

節水トイレでラバーカップが合わないときは、力を入れて押し込むのではなく、便器の排水口にしっかり密着する形や大きさを選ぶことが重要です。

節水便器は機種によって排水口の形が異なるため、家にあるラバーカップでは隙間ができ、うまく圧力をかけられないことがあります。

TOTOも、便器ごとに適したラバーカップが異なるため、製品に合うものを確認するよう案内しています。

ラバーカップを選ぶときは、「洋式用」という表示だけで判断せず、ゴム部分が排水口を覆って密着できるかを確認しましょう。

一般的なラバーカップでは密着しにくい形状なら、排水口を覆える大きさのものや、トイレ用の真空式パイプクリーナーを検討する方法もあります。

ただし、使用できる器具は便器によって異なるため、取扱説明書やメーカーの案内で確認してから使うと安心です。

ラバーカップを使う前は、まず止水栓を閉めます。

温水洗浄便座が付いている場合は、水がかかったときの感電を防ぐため、電源プラグも抜いておきましょう。

便器内の水位が高い場合は、そのままラバーカップを押すと汚水があふれるおそれがあります。

便器の上端近くまで水が来ている場合は、手動ポンプなどで水を減らし、上端から10cm以上下げてから作業します。

反対に水が少なすぎる場合は、ラバーカップのゴム部分が水に浸かる程度まで水を足します。

準備ができたら、ラバーカップを排水口へ密着させ、ゆっくり押し込んでから、すばやく手前へ引きます。

強く押し込むことよりも、引くときの力で詰まりを手前へ動かすことがポイントです。

排水が引き込まれるまで数回繰り返し、詰まりが取れたように見えても、いきなり洗浄レバーやボタンで大量の水を流さないでください。

まずバケツなどから少量ずつ水を入れ、正常に排水されるか確認しましょう。

おもちゃ、スマートフォン、生理用品など水に溶けない固形物を落としたことが分かっている場合は、ラバーカップで無理に押し込まないでください。

手が届く位置にあればゴム手袋などを着けて取り出し、奥へ入り込んだ場合や原因が分からない場合は専門業者へ依頼するほうが安全です。

ラバーカップを何度試しても改善しない場合も、それ以上繰り返さず、水道工事業者やメーカーへ点検を依頼しましょう。

節水トイレでトイレットペーパーが詰まるのを防ぐ方法

<トイレットペーパー詰まりを防ぐポイント>

  • 一度に大量のトイレットペーパーを流さない
  • 紙を多く使ったときは「大」で流す
  • 紙の量が多い場合は数回に分けて流す
  • ティッシュペーパーなど水に溶けにくい紙を代用しない

節水トイレでトイレットペーパーが詰まるのを防ぐには、紙を一度に流しすぎず、使用量が多いときは「大」洗浄を使うことが基本です。

トイレットペーパーは水にほぐれやすく作られていますが、量が多ければ必ず一度で流れるわけではありません。

紙が便や水を含んで大きなかたまりになると、便器の排水路を通りにくくなります。

TOTOでは、一般的な大便器について、シングルのトイレットペーパーを大洗浄で一度に流す量は約10mまでを目安として案内しています。

さらにTOTOは、10mを超えるような多量のトイレットペーパーでは、洗浄水量を増やしても詰まることがあるため、量が多い場合はこまめに流すよう案内しています。

ただし、実際に流せる紙量は便器の機種によって異なるため、自宅の取扱説明書に目安が記載されている場合は、そちらを優先してください。

たとえばLIXILのサティスXなど、一部の機種では大洗浄で一度に流すトイレットペーパーを5m程度までとしています。

このようにメーカーや機種で目安が異なるため、「何メートルならどのトイレでも大丈夫」と考えないことが大切です。

紙を多く使ったときは、小洗浄や節水目的の洗浄を選ばず、「大」で流しましょう。

一度に流す量が多くなった場合は、紙をさらに追加する前に一度流し、数回に分けるほうが詰まりを防ぎやすくなります。

また、トイレットペーパーの代わりにティッシュペーパーやキッチンペーパーを流すのも避けてください。

これらはトイレットペーパーより水中でほぐれにくく、便器や排水管の中に残る原因になります。

紙を多く使っていないのに毎回残る、以前は流れていた量でも流れ切らないといった状態が続く場合は、トイレットペーパーだけが原因とは限りません。

洗浄水量が正しく設定されているか、排水管に途中詰まりがないかなども確認が必要になります。

流れにくい状態を繰り返す場合は、紙の種類だけを変えて様子を見るのではなく、メーカーや施工業者へ相談しましょう。

TOTOの節水型トイレが詰まるときの確認ポイント

<TOTOで確認する順番>

  1. 便器の品番を確認する
  2. 品番に対応する標準の洗浄水量を確認する
  3. 洗浄水量を増やせる機種か確認する
  4. 品番ごとの公式手順以外では設定を変更しない
  5. 適正な水量でも繰り返し詰まる場合は点検を依頼する

TOTOの節水型トイレが詰まるときは、便器の品番を確認し、その機種で本来設定されている洗浄水量と、水量を増やせる製品かどうかを確認することが大切です。

TOTOのトイレは、同じ節水型でも製品や製造時期によって標準の洗浄水量が異なります。

そのため、「水が少なく見えるから異常」と判断するのではなく、まず自宅の便器で設定されている水量が正しいかを確認しましょう。

便器の品番が分からない場合は、TOTOの品番特定ガイドなどを使って確認できます。

品番が分かったら、TOTOの公式情報から、その便器の標準の大洗浄・小洗浄の水量を確認します。

TOTOでは、ネオレスト、GGA、GG、GG-800、ピュアレストEX・QR・MRなど、洗浄水量を増やせる製品があります。

たとえば対象となるピュアレストEX・QRでは、大洗浄4.8Lから6Lまたは8Lへ変更できる機種があります。

一方で、すべてのTOTO製トイレが同じ水量に変更できるわけではありません。

ネオレストなどリモコン操作で変更する製品もあれば、タンク側で設定を変更する製品もあり、手順は便器品番によって異なります。

詰まりやすいからといって、品番を確認せずリモコンやタンク内部の設定を変更するのは避けましょう。

TOTO公式では便器品番ごとの洗浄水量変更方法が案内されているため、変更できる機種では必ず該当する手順に従います。

適正な洗浄水量に設定されているにもかかわらず、通常の使用でも何度も詰まる場合は、水量だけが原因とは考えにくくなります。

その場合は便器内部の排水路や、その先の排水管、施工状態なども含めて確認する必要があります。

品番、現在の洗浄水量、詰まりが起こる頻度を伝えたうえで、TOTOや施工業者へ点検を依頼すると原因を切り分けやすくなります。

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節水トイレの補助金・費用は?ランキングやTOTOの選び方も解説

・この章の要点まとめ

  • 2026年は「みらいエコ住宅2026事業」で節水型トイレが補助対象になりますが、トイレ交換だけでは申請条件を満たさないため、対象工事や補助額まで確認が必要です。
  • 節水型トイレの費用は本体と工事内容で大きく変わるため、商品価格だけでなく撤去・処分・追加工事まで含めた総額で比べましょう。
  • 節水トイレはランキング順位だけで選ばず、洗浄水量・掃除のしやすさ・設置条件・必要な機能・工事費まで含めて自宅に合う製品を選ぶことが大切です。

「節水トイレに交換するなら補助金は使える?」「費用はいくらくらいかかる?」と気になる人もいますよね。

補助金の対象条件や本体・工事費に加えて、TOTOなどの製品を何を基準に選べばよいのかも迷いやすいです。

そこでこの章では、節水トイレで使える補助金の確認方法、交換・導入費用の考え方、TOTOなどを比較するときのランキングの見方を解説します。

・この章を読んでわかること

節水トイレの補助金は使える?対象条件と確認方法

<2026年の節水トイレ補助金で確認したいポイント>

  • 「みらいエコ住宅2026事業」では、対象の節水型トイレが補助対象になる
  • 補助額は通常の節水型トイレが1台31,500円、掃除しやすい機能付きが1台34,500円
  • 節水型トイレを交換するだけでは申請条件を満たさないため、対象となるほかの改修も確認する
  • 国の制度だけでなく、住んでいる市区町村のリフォーム補助制度も工事前に確認する

2026年は「みらいエコ住宅2026事業」で節水トイレの補助金を利用できますが、対象製品へ交換するだけで必ず補助金を受け取れるわけではありません。

2026年9月時点では、補助対象となる節水型トイレの設置に対して、通常の節水型トイレは1台31,500円、掃除しやすい機能を備えた節水型トイレは1台34,500円が補助されます。

ただし、みらいエコ住宅2026事業のリフォームでは、対象住宅の居室のうち、外に面した窓やドアがある1つの居室で、制度が定める「要件化工事」を行う必要があります。

そのため、「古い便器を節水型トイレへ交換するだけ」という工事では、制度の申請条件を満たしません。

さらに、原則として1回の申請で補助額の合計が5万円以上になる必要があります。

ほかの住宅省エネ2026キャンペーンの対象事業で交付決定を受けている場合は、みらいエコ住宅2026事業の申請下限が2万円以上になります。

住宅についても条件があり、みらいエコ住宅2026事業のリフォームでは、2016年以前に新築された戸建住宅や共同住宅が対象です。

持ち家だけでなく貸家や借家なども対象に含まれ、工事を発注する人などが補助対象者になります。

TOTOの節水型トイレを補助金の対象にしたい場合も、「TOTOだから対象」になるわけではありません。

住宅省エネ2026キャンペーンの補助対象製品検索では、節水型トイレについて製品型番から対象製品を確認できます。

検索に使う制度上の製品型番は、TOTOのカタログなどに記載されている通常の品番と異なる場合があるため注意しましょう。

TOTOも「みらいエコ住宅2026事業」の対象となる節水型トイレを公式ページで案内しており、ネオレスト、GGA、GG・GG-800、ピュアレストEXなど複数のシリーズを確認できます。

また、国の制度とは別に、市区町村が住宅リフォームや省エネ改修などの補助制度を用意していることもあります。

自治体の制度は対象住宅、工事内容、申請者、受付期間が地域によって異なるため、住んでいる市区町村の公式サイトで「住宅リフォーム補助金」「省エネ改修」などの制度を確認しましょう。

補助金を利用したい場合は、トイレを購入してから確認するのではなく、見積もりの段階で対象製品・対象工事・補助額・申請条件を施工業者へ確認しておくことが大切です。

みらいエコ住宅2026事業のリフォームでは、交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも2026年12月31日までです。

どちらも予算上限に達した場合はその時点で受付が終了するため、期限まで余裕があっても早めに施工業者へ相談しましょう。

交付申請そのものは工事完了・引き渡し後に住宅省エネ支援事業者となっている施工業者などが行い、工事を依頼した本人が直接申請する仕組みではありません。

交付申請の予約は工事着手後から行えるため、「自分で工事前に補助金を申請してから着工する」という流れではありません。

節水型トイレの費用はいくら?交換・導入費用の考え方

<節水型トイレの費用を考えるポイント>

  • 費用はトイレ本体だけでなく、便座・取り付け工事・処分費まで含めて確認する
  • TOTOの2026年施工実例では、商品代+施工費で14万円、20万円、24万円、28万円、29万円などの例がある
  • ネオレストなど高機能な製品では、35万円〜45万円程度となっている施工実例もある
  • 排水位置の変更や床・壁紙の張り替えを加えると総額は上がる

節水型トイレの費用は、便器だけの価格ではなく、便座やタンク、取り付け工事まで含めて考える必要があり、選ぶ製品や工事内容によって10万円台から40万円台以上まで大きく変わります。

TOTOが公開している2026年のリフォーム実例を見ると、節水型トイレへの交換で商品代と施工費を合わせて14万円、20万円、24万円、28万円といった例があります。

2026年8月発売のピュアレストEXを使用し、トイレ本体に加えてクッションフロアや木巾木も交換した実例では、物件全体で29万円となっています。

一方、タンクレストイレのネオレストでは、商品代と施工費を含めて35万円、38万円、45万円となっている2026年の施工実例もあります。

この差が出る大きな理由は、選ぶトイレの種類と機能です。

TOTOの2026年9月時点のメーカー希望小売価格を見ると、GG-800/GGは税込31.6万円から、ピュアレストEXは指定のウォシュレットと組み合わせた場合で税込33.1万円から、ネオレストRSは税込35万9,700円からとなっています。

ここで注意したいのは、メーカー希望小売価格と、実際のリフォームで支払う金額は同じではないことです。

施工店による販売価格や工事費が加わるため、商品ページの価格だけを見て予算を決めないようにしましょう。

さらに、古い便器の撤去・処分、排水位置の調整、給水管の変更、床の補修、クッションフロアや壁紙の張り替えなどが必要になると総額が変わります。

とくに古いトイレから交換する場合は、便器を外したあとに床の傷みが見つかることもあるため、追加工事の可能性も含めて見積もりを確認すると安心です。

節水型トイレの費用を比較するときは、次の項目を同じ条件で見比べましょう。

確認する費用主な内容確認ポイント
トイレ本体便器・タンク・便座などセットに何が含まれているか
基本工事費既存便器の取り外し・新しい便器の設置商品価格に含まれているか
処分費古い便器やタンクの廃棄別料金になっていないか
追加工事費床補修・排水位置変更・給水工事など自宅で必要になる工事を確認
内装費床材・壁紙などの張り替えトイレ交換と同時に行うか

「節水型トイレはいくらか」だけを見るのではなく、工事費込みの総額と補助金を使ったあとの負担額で比べることが大切です。

同じ製品でも住宅の排水位置や内装工事の有無で総額は変わるため、最終的には自宅の状態を見てもらい、複数の費用項目がわかる見積もりで判断しましょう。

節水トイレランキング!TOTOなどを選ぶときの比較ポイント

<節水トイレランキングを見るときの比較ポイント>

  • 洗浄水量だけでなく、排水方式や設置できる条件まで確認する
  • 掃除のしやすさや自動機能など、毎日使う機能を比べる
  • タンク式・一体形・タンクレスの違いから自宅に合うタイプを選ぶ
  • 本体価格だけでなく、工事費や将来のメンテナンスまで含めて判断する

節水トイレランキングは順位だけで選ばず、洗浄水量・掃除のしやすさ・必要な機能・設置条件・価格を自宅に合わせて比較することが大切です。

節水性能だけを見ると、使用する水が少ない製品ほど魅力的に見えます。

ただし、家族が毎日使う設備なので、数値だけで1位を決めるより、自宅に合った使いやすさまで含めて選ぶほうが失敗しにくいです。

TOTOの節水トイレを例にすると、2026年9月時点ではネオレスト、GGA、GG・GG-800、ピュアレストEX、ピュアレストQRなどが節水型トイレとして案内されています。

ネオレストLS・AS・RSの床排水タイプは大3.8L・小3.0Lで、少ない水量に加えて、便器やノズルをきれいに保つ機能などを重視したい人に向いています。

壁排水タイプでは大4.8L・小3.4Lとなるため、同じシリーズでも排水方式によって洗浄水量が異なる点に注意しましょう。

GG・GG-800は大4.8L・小3.4Lで、トルネード洗浄やフチなし形状などを備えたウォシュレット一体形便器です。

ピュアレストEXは大4.8L洗浄のタンク式で、便器とタンク、便座を組み合わせて選びたい人や、掃除のしやすさを重視したい人に候補となります。

それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。

スクロールできます
TOTOのシリーズ主なタイプ洗浄水量の例選ぶときのポイント価格の考え方
ネオレストLS・AS・RSタンクレス床排水:大3.8L・小3.0L
壁排水:大4.8L・小3.4L
節水性と清潔機能、デザインを重視したい人RSは税込359,700円から
GG・GG-800ウォシュレット一体形大4.8L・小3.4L一体感のある形と掃除のしやすさを重視したい人税込31.6万円から
ピュアレストEX組み合わせ式・タンク式大4.8L便座を選びたい人やタンク式を希望する人指定セットで税込33.1万円から

この表からもわかるように、「節水量が最も少ないから必ずおすすめ」という単純な選び方はできません。

たとえば、タンクレスを希望していて床排水で設置できるなら、ネオレストは高い節水性能と多くの機能を比較しやすい候補です。

一方で、タンク式を希望しているなら、ピュアレストEXなどを中心に検討したほうが自宅の使い方に合うことがあります。

また、トイレ交換では排水心や給水位置などによって取り付けられる製品が変わるため、ランキング上位の商品でも自宅へそのまま設置できるとは限りません。

節水トイレを選ぶときは、「節水量→設置できるか→掃除のしやすさ→必要な機能→工事費込みの総額」の順に絞り込むと、自分に合う製品を選びやすくなります。

補助金を使う場合は、最後に住宅省エネ2026キャンペーンの対象製品一覧で型番まで確認してから、施工業者と製品を決めましょう。

☆トイレリフォームで失敗しないためには、複数社の見積もりを比較してから選ぶことが大切です。

ここまで見てきたように、トイレリフォームは便器交換・床や壁紙の張り替え・手すり設置・和式から洋式への変更など、工事内容によって費用が大きく変わります。

また、同じような工事内容でも、依頼するリフォーム会社によって見積もり金額や提案内容が異なることもあります。

そのため、1社だけで決めず、複数社の見積もりを比較してから判断するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

住まいの水回りリフォーム編集部は、トイレリフォームに関する費用相場・工事の流れ・業者選び・補助金・注意点などをわかりやすく解説する編集部です。初めてリフォームを検討する方でも安心して比較・判断できるよう、実用的な情報をお届けしています。

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