「トイレの手すりを付けて後悔しないために、選び方を知りたい」
「トイレの手すりは置くだけのタイプと後付けのどちらがいい?」
「トイレの手すりの位置や高さは、どこにすれば使いやすい?」
トイレの手すりは、立ち座りを支えるために役立ちますが、位置や高さ、形が使う人に合っていないと、せっかく付けても使いにくく感じることがあります。
また、壁に固定するタイプだけでなく、置くだけで使える工事不要のタイプもあるため、自宅の壁や使う人の状態に合わせて選ぶことが大切です。
トイレの手すりをおしゃれに見せたい場合や、TOTOなどメーカーの商品、ホームセンターで買えるタイプが気になる人もいるでしょう。
さらに、トイレの手すりを後付けする費用や、今ある手すりを付け替えられるのか、手すりの代わりになるものがあるのかも気になるところです。
そこでこの記事では、トイレの手すりで後悔しやすい理由をはじめ、位置の決め方、置くだけ・工事不要タイプ、後付け方法、費用、付け替え、介護用として選ぶポイントまでわかりやすく解説します。
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トイレの手すりで後悔する理由!必要性と失敗しない選び方を解説

・この章の要点まとめ
- トイレの手すりで後悔しないためには、設置前に本人の立ち座りや方向転換などの動きを確認することが大切です。
- 手すりが必要かどうかは年齢だけで決めず、立ち座りや移乗を安定して行えるかで判断します。
- 手すりは使う人の体格や筋力、トイレの広さに合わせて選び、見た目より握りやすさと安全性を優先します。
- おしゃれに見せたい場合は、壁や床、便器、紙巻き器と色や素材感をそろえるとまとまりやすくなります。
トイレに手すりを付けたいと思っても、「本当に必要なのか」「付けたあとに邪魔にならないか」と迷いますよね。
使う人の動きや体格に合わない手すりを選ぶと、せっかく設置しても使いにくかったり、トイレが狭く感じたりすることがあります。
そこでこの章では、トイレの手すりで後悔しやすい理由や必要性、使う人に合った選び方、おしゃれに見せるポイントまでわかりやすく解説します。
・この章を読んでわかること
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トイレの手すりで後悔しやすい理由
<トイレの手すりで後悔しやすいポイント>
- 使う人の動きに合わず、つかみにくい
- トイレが狭くなり、出入りや介助の邪魔になる
- 便器まわりの掃除がしにくくなる
- 設置前に本人の動きを確認せず、使わなくなる
トイレの手すりで後悔しやすいのは、商品そのものよりも、使う人の動作と設置場所が合っていないケースです。
トイレ用の手すりは、立ち座りだけでなく、トイレ内での移動や便座への移乗などを支えるために使います。
そのため、「空いている壁に付ければよい」と考えるのではなく、実際にどこへ手を伸ばし、どの方向へ体重をかけるのかを確認することが大切です。
たとえば、立ち上がるときに自然に手が届かない位置では、手すりがあっても十分に使えません。
反対に、体を動かす場所へ手すりが大きく張り出していると、出入りや衣服の上げ下げ、介助をするときに邪魔になることがあります。
とくに狭いトイレでは、手すりを付けたことで使える空間がさらに小さくならないかも確認しておきたいところです。
床に置くタイプでは、便器の横や足元に部材が増えるため、掃除のしやすさも確認しておきましょう。
また、本人がほとんど使わない位置へ取り付けてしまい、「結局なくてもよかった」と感じるケースも避けたいところです。
固定する前に、本人にいつもどおり便座へ座る、立つ、向きを変えるといった動きをしてもらい、どこにつかまりたいかを確かめることが重要です。
壁に固定する手すりだけでなく、工事をせず床に置いて使える据置式の手すりもあるため、最初から設置方法を一つに決める必要はありません。
トイレの手すりで後悔しないためには、見た目や商品の人気だけで選ばず、本人の動きとトイレの広さを確認してから決めることが大切です。
トイレに手すりは必要?いらない場合や代わりになるものも解説
<トイレの手すりが必要か判断するポイント>
- 便座から立つときにふらつくか
- 座るときに体をゆっくり支えられるか
- 方向転換や便座への移乗で支えが必要か
- 壁付けが難しい場合は据置式などで補えるか
トイレに手すりが必要かどうかは、年齢だけではなく、立ち座りや移動を一人で安定して行えるかで考えます。
トイレ用の手すりは、転倒を防ぐための支えになるほか、移動や便座への移乗を助ける目的でも使われます。
便座から立ち上がるときに壁や便器へ手をつく、座るときに勢いよく腰が落ちる、向きを変えるときにふらつくといった状態なら、手すりを検討する意味があります。
一方で、立つ、座る、方向転換するといった動作を安定して行えており、つかまる支えを必要としていない人なら、すぐに固定式の手すりを付ける必要がないこともあります。
将来が心配だからという理由だけで設置場所を決めてしまうより、必要になったときに後付けできるよう壁の状態やトイレの広さを確認しておく方法もあります。
また、「壁に穴を開けられないので、トイレの手すりの代わりになるものがほしい」という場合は、工事不要の据置式手すりを選ぶ方法があります。
据置式は床に置いて使うため、壁への固定工事が難しい住宅でも検討できます。
便器や商品によっては、立ち座りを支えるアームレストを後付けできるタイプもあります。
ただし、タオル掛け、紙巻き器、棚などをトイレの手すりの代わりにつかむのは避けましょう。
人の体重を支える目的で作られていない設備では、強く力をかけたときに外れたり壊れたりするおそれがあるためです。
トイレに手すりが必要か迷うときは、「何につかまるか」ではなく、「どの動作を支える必要があるか」から考えると、自分に合った方法を選びやすくなります。
トイレの手すりを選ぶときは使う人の動作と体格を優先する
<トイレ用の手すりを選ぶ基準>
- 立ち座りや移乗など、支えたい動作を確認する
- 身長や腕の長さ、握る力に合うものを選ぶ
- 壁付けと据置式のどちらが住宅に合うか確認する
- トイレ内に動ける空間を残せるか確認する
トイレの手すりを選ぶときに最も大切なのは、使う本人がどの動作で支えを必要としているかを確認することです。
同じトイレ用の手すりでも、立ち上がりを助けたい場合と、便座への移乗を安定させたい場合では、使いやすい形や設置方法が変わります。
まず、普段どおりにトイレへ入り、便器の前で向きを変え、座り、立ち上がるまでの動きを確認してみましょう。
車いすを使う人であれば、車いすから便座へ移る動作と、介助する人が立つための空間も確認します。
次に考えたいのが、本人の体格や筋力です。
身長や腕の長さが違えば自然に手を伸ばせる場所も変わり、握る力が弱い人では、つかみやすさも重要になります。
片側の手や足に力を入れにくい場合もあるため、利き手だけで判断せず、本人が実際にどちら側で体を支えているかを見ることが大切です。
手すりの種類は、大きく考えると壁などへ固定するタイプと、床に置いて使用する据置式などがあります。
壁付けはしっかり固定できる一方で、取り付ける壁の状態を確認する必要があります。
据置式は工事をせず使える商品があり、利用者の動きに合わせて設置位置を調整しやすいものもあります。
本人に合う手すりは、家族にとって使いやすい位置や一般的なイメージと同じとは限りません。
トイレの広さも含めて、本人が無理なく手を伸ばせるか、体重を預けやすいか、動作の邪魔にならないかを確認して選びましょう。
高さや左右、L型・I型などの具体的な設置位置と形状については、次の章で詳しく解説します。
トイレの手すりをおしゃれに見せる選び方
<トイレの手すりをおしゃれに見せるポイント>
- 壁や床と手すりの色を合わせる
- 木目や金属調など内装になじむ素材感を選ぶ
- 紙巻き器や収納など周囲の設備と雰囲気をそろえる
- 見た目だけでなく握りやすさと強度を優先する
トイレの手すりをおしゃれに見せたいなら、手すりだけを目立たせず、壁や床、便器、紙巻き器などと色や素材感をそろえるのがポイントです。
トイレの手すりというと介護用品らしい見た目を想像しやすいですが、住宅の内装になじみやすい、すっきりしたデザインの商品も選べます。
たとえば、ナチュラルなトイレなら、木目を感じられる手すりを選ぶと床や収納と合わせやすくなります。
白を中心にした明るいトイレでは、壁に近い色の手すりを選ぶと、手すりだけが目立ちにくくなります。
反対に、黒や金属調の紙巻き器や照明を使っている場合は、周囲の設備と近い雰囲気の手すりを選ぶと、空間全体をまとめやすいです。
LIXILでも、トイレ空間になじみやすい木製手すりや、すっきりした形の手すりが用意されています。
そのため、手すりだけを後から付け足した設備として考えず、紙巻き器や収納と同じ内装の一部として選ぶと、おしゃれに見せやすくなります。
ただし、色や素材が好みに合っていても、本人がしっかり握れなければ手すりとして十分に役立ちません。
手すりには、つかみやすさや滑りにくさに配慮された商品もあるため、実際に握る人の手の大きさや握る力まで考えて選びましょう。
見た目の良さと安全性で迷ったときは、握りやすさと必要な強度を優先し、その条件を満たす商品の中から内装に合うデザインを選ぶのが安心です。
色や素材を周囲とそろえながら、使う本人が無理なく体を支えられるものを選べば、使いやすさとおしゃれさを両立しやすくなります。
トイレの手すりの設置が
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トイレの手すりの位置はどこ?高さ・左右・L型やI型も解説

・この章の要点まとめ
- トイレの手すりの位置と高さは、便器との距離だけでなく、本人の立ち座りや体格に合わせて決める
- 左右どちらに付けるかは利き手だけで決めず、麻痺や痛み、実際に力を入れやすい側を確認する
- L型・I型・横手すりは、立ち上がりや姿勢保持など、助けたい動作に合わせて選ぶ
- TOTOの手すりは公式のカタログや図面を確認し、紙巻器やリモコンとの干渉にも注意する
トイレの手すりを付けるとき、「どの高さなら立ちやすい?」「左右どちらに付ければ使いやすい?」と迷いますよね。
L型やI型など形によって役割も変わるため、位置だけを見て決めるのは難しいです。
そこでこの章では、トイレの手すりの位置と高さ、左右の決め方、L型・I型の違い、TOTOの商品や設置情報を確認するときのポイントまでわかりやすく解説します。
・この章を読んでわかること
- トイレの手すりの位置と高さの決め方
- トイレの手すりは左右どっち?利き手だけで決めない
- トイレの手すりはL型・I型・横手すりを動作に合わせて選ぶ
- TOTOのトイレの手すりの位置や商品を確認するときのポイント
※上のリンクをタップすると、読みたい場所にすぐに移動できます。
トイレの手すりの位置と高さの決め方
<トイレの手すりの位置と高さを決めるポイント>
- 便器との距離だけでなく、立つ・座るときに自然に手が届く位置を確認する
- 横手すりは座った姿勢を支えやすい高さ、縦手すりは立ち上がるときにつかみやすい位置を意識する
- 便座の高さや本人の身長、腕の動かしやすさに合わせて調整する
- 取り付け前に本人が便座へ座り、実際の動作を試して位置を決める
トイレの手すりの位置や高さは、決まった数字だけに合わせるのではなく、使う本人が立つ・座るときに自然につかめる場所を基準に決めることが大切です。
同じトイレでも、使う人の身長や腕の長さ、便座の高さ、足腰の状態によって使いやすい場所は変わります。
そのため、「床から何cmなら正解」と数字だけでトイレの手すりの高さを決めると、本人には高すぎたり低すぎたりすることがあります。
まず確認したいのは、手すりでどの動作を助けたいのかです。
便座から立ち上がるときにつかまりたいのか、座る動きを安定させたいのか、それとも便器の横で姿勢を保ちたいのかによって、使いやすいトイレの手すりの位置は変わります。
横向きの手すりは、便座に座った状態で腕を支えたり、立ち座りの途中で体を安定させたりするときに使いやすい形です。
一方、縦向きの手すりは、立ち上がるときに手を掛け、体を前へ移動させながら立つ動作を助けやすくなります。
トイレの手すりの高さを決めるときは、本人に便座へ座ってもらい、肩やひじに無理な力が入らず手を伸ばせる位置を確かめましょう。
次に、便座から立ち上がる動作も試し、手すりをつかんだときに前かがみになりすぎたり、肩が持ち上がったりしないかを確認します。
図面上では使いやすそうに見えても、実際の立ち座りでは手が届きにくいことがあるため、取り付け前に本人の動作を確認することが重要です。
本人が普段使っている便器に座った状態で確認すれば、便座の高さや体格も含めて調整できます。
トイレの手すりの取付位置は一般的な目安を参考にしつつ、最終的には本人が無理なく握れて、立つ・座る動作を安定させられる場所を選びましょう。
トイレの手すりは左右どっち?利き手だけで決めない
<トイレの手すりを左右どちらに付けるか決めるポイント>
- 利き手だけでなく、立ち上がるときに力を入れやすい側を確認する
- 麻痺や痛みがある場合は、安定して使える側を優先する
- 片側だけでは不安定なら、両側に手すりを設ける方法も検討する
- 本人が実際に立ち座りして、自然に手が伸びる側を確認する
トイレの手すりを左右どちらに付けるかは、利き手だけで決めず、本人が立ち座りするときに力を入れやすい側を確認して決めましょう。
右利きだから右側、左利きだから左側と単純に決められるものではありません。
たとえば、片側の足や腕に痛みがある場合や、片麻痺がある場合は、普段の利き手よりも安定して力を入れられる側が重要になります。
また、便座から立ち上がるときに、本人がどちら側へ体重を移しているかも確認したいポイントです。
トイレの手すりの位置を左右どちらにするか迷ったら、便座に座った状態から普段どおりに立ってもらい、どちらへ自然に手を伸ばすかを見てみましょう。
そのとき、無理に体をひねったり、反対側へ大きく手を伸ばしたりするようなら、その位置は本人の動作に合っていない可能性があります。
片側の手すりだけで姿勢を安定させられる人なら、使いやすい側へ1本設置する方法があります。
一方で、立ち座りするときに両腕で体を支えたほうが安定する人では、左右両側から支えられるようにする方法もあります。
壁がある側へ何となく手すりを付けてしまうと、本人が使いたい側と反対になり、せっかく取り付けても使いにくくなるため注意が必要です。
壁の位置やトイレの広さによって希望する側へ固定できない場合は、反対側に別の手すりを設けたり、便器の横に設置できるタイプを検討したりする方法もあります。
左右を決めるときは、「利き手はどちらか」ではなく、「実際の立ち座りでどちら側を使うと体が安定するか」を基準にすると選びやすくなります。
トイレの手すりはL型・I型・横手すりを動作に合わせて選ぶ
<L型・I型・横手すりの選び方>
- L型は縦と横の両方を使って立ち座りや姿勢の安定を助けたい人向け
- I型は立ち上がるときなどに縦方向へしっかりつかまりたい人向け
- 横手すりは座っているときや立ち座りの途中で体を支えたい人向け
- 形だけで選ばず、トイレの広さと本人の動作を確認して決める
トイレの手すりをL型・I型・横手すりのどれにするかは、本人がどの動作で支えを必要としているかによって決めるのが基本です。
L型の手すりは、縦部分と横部分がつながった形になっています。
縦部分は立ち上がるときに手を掛けやすく、横部分は便座に座っているときや、立ち座りの途中で体を支えるときに使えます。
そのため、トイレの手すりをL字型にすると、1本で複数の動作を支えやすいのが特徴です。
I型は、まっすぐな手すりを縦向きに設置する使い方があります。
立ち上がるときにしっかり握る場所が欲しい人や、体を前へ移動させながら立つ動作を支えたい場合に使いやすい形です。
一方、横手すりは座った状態で手や腕を支えたり、便座から立つ途中の姿勢を安定させたりするときに使いやすくなります。
| 手すりの形 | 主に支えやすい動作 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| L型 | 立ち上がり・着座・座っているときの姿勢保持 | 縦と横の両方を使いたいか確認する |
| I型 | 立ち上がるときにつかまる動作 | 縦方向に手を掛けたい場所を確認する |
| 横手すり | 座位の保持・立ち座り途中の支持 | 座った状態で自然に手が届くか確認する |
L型のほうが多機能だからといって、すべてのトイレにL型が向いているわけではありません。
手すりが大きすぎると、立ち座りや衣服の上げ下げをするときに動ける範囲が狭くなることがあります。
反対に、必要な場所へ手が届かないほど短かったり離れていたりすると、手すりがあっても十分に使えません。
そのため、便器の横にどれくらいのスペースがあるかを確認したうえで、本人が立つ・座るときに手を動かす範囲と手すりが重なるかを確かめましょう。
形状の名前だけで選ばず、「どの動作を助けるための手すりなのか」を先に決めると、L型・I型・横手すりから必要なタイプを選びやすくなります。
TOTOのトイレの手すりの位置や商品を確認するときのポイント
<TOTOのトイレの手すりを確認するときのポイント>
- TOTO公式サイトで手すりの商品ページやカタログを開く
- 使いたい手すりの形状・寸法・取付条件を確認する
- 便器・紙巻器・リモコンなど周辺設備との位置関係を確認する
- 最後に本人が使いやすい配置になっているか確認する
TOTOのトイレの手すりの位置を決めるときは、商品写真だけを見るのではなく、公式カタログや図面で寸法と取付条件まで確認することが大切です。
TOTOでは、I型やL型などの手すりに加え、トイレで使えるさまざまな福祉機器を用意しています。
まず、TOTO公式サイトの手すりや福祉機器の商品ページから、設置したい手すりの種類を確認しましょう。
より詳しく調べたい場合は、手すりカタログやバリアフリーブック、図面などを確認すると、商品の大きさや設置に必要な条件を把握しやすくなります。
商品や図面を確認するときに忘れたくないのが、便器以外の設備との位置関係です。
トイレの手すりと紙巻器の位置が近すぎると、手を伸ばしたときや手すりを握ったときに使いにくくなることがあります。
温水洗浄便座の壁リモコンを設置している場合も同じで、手すりを追加することで操作しにくくならないか確認しましょう。
とくに後から手すりを付ける場合は、現在の紙巻器やリモコンをそのまま使えるとは限らないため、壁面全体の配置を見ながら検討することが大切です。
TOTOには紙巻器と手すりを組み合わせた商品もあるため、スペースや使い方に合えば選択肢になります。
ただし、カタログに掲載されている配置をそのまま自宅へ当てはめるのではなく、本人が実際に便座へ座ったときに無理なく使えるかを優先しましょう。
同じ商品を使っても、便器の位置、トイレの広さ、本人の身長や体の状態によって使いやすい配置は変わります。
商品選びと設置位置を一緒に確認したい場合は、TOTOのショールームや施工業者などへ相談し、便器や周辺設備を含めた配置を確認すると安心です。
TOTOのトイレの手すりについて詳しい商品仕様や図面を確認したい場合は、公式の手すりカタログやバリアフリー関連資料も参考になります。
トイレの手すりの設置が
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トイレの手すりは置くだけ・工事不要で使える?置き型も解説

・この章の要点まとめ
- 置くだけ・工事不要のトイレの手すりは、壁に穴を開けずに使えますが、便器サイズや床面、設置スペースの確認が必要です。
- 置き型やポータブル手すりは、幅・高さ・重量・安定性を比べ、本人の立ち座りや移乗の動きに合うものを選びます。
- ホームセンターやカインズ・ニトリで探す場合も、トイレでの使用可否や固定方法、使用者条件、返品や施工の条件まで確認することが大切です。
トイレに手すりを付けたいものの、「壁に穴を開けたくない」「工事なしで置くだけのタイプは安全なの?」と気になりますよね。
置き型や工事不要の手すりは手軽に使える一方で、便器とのサイズや床面、安定性まで確認して選ぶことが大切です。
そこでこの章では、置くだけで使えるトイレの手すりのメリットと注意点、置き型・ポータブル手すりの選び方、ホームセンターやカインズ・ニトリで探すときのポイントを解説します。
・この章を読んでわかること
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置くだけのトイレの手すりのメリットと注意点
<置くだけのトイレの手すりで確認したいこと>
- 壁への穴あけや補強工事をせずに設置できる
- 便器の大きさと手すりの設置寸法が合うか確認する
- 床が平らで安定して設置できるか確認する
- 工事不要でもズレやぐらつき、耐荷重の確認は必要
置くだけのトイレの手すりは、壁に穴を開けたり下地を補強したりせずに使えるため、工事を避けたい場合に選びやすいタイプです。
工事不要のトイレの手すりには、床にベースを置いて使う据え置きタイプがあります。
たとえば、パナソニックの「スムーディ〈トイレ用〉」は、工事不要で設置できる据え置きタイプのトイレ用手すりです。
壁へ固定しないため、壁に手すり用の下地がない場合や、壁への穴あけを避けたい場合にも検討しやすくなります。
賃貸住宅でも壁を加工せずに使える点はメリットですが、設置してよいかどうかは賃貸契約や住宅の条件も確認しておきましょう。
ただし、「置くだけだから、どのトイレでもそのまま使える」というわけではありません。
据え置きタイプは床にベースを広げるため、まず便器の幅や奥行きと、便器まわりに確保できるスペースを測る必要があります。
便器の形や給水管などの位置によっては、希望する位置へ設置できないこともあるため、購入前に商品の対応条件や寸法図を確認しましょう。
さらに、手すりを安全に使うには、床面の状態も重要です。
ベースが安定して置ける平らな床か、使用中にぐらつきやズレが起きないかを確認してください。
商品ごとに本体の重さやベースの大きさ、最大使用者体重も異なります。
軽くて動かしやすい商品は移動や掃除をしやすい一方、本人がどの方向へ力をかけるのかまで考えて安定性を確認することが大切です。
工事不要という手軽さだけで選ばず、「便器に合うか」「床に安定して置けるか」「本人がつかまったときにズレないか」を確認してから使いましょう。
置くだけの手すりは便利ですが、本人の立ち座りや移乗を安全に支えられることが、選ぶうえで最も大切です。
トイレの置き型手すり・ポータブル手すりの選び方
<置き型・ポータブル手すりを比べるポイント>
- 本人が立つ・座る・移乗するときの動きに合うか
- 本体の幅とベースがトイレ内に収まるか
- 手すりの高さを本人に合わせられるか
- 重量と安定性、移動のしやすさのバランスを見る
トイレの置き型手すりやポータブル手すりは、持ち運びやすさだけでなく、本人の動作に合う高さと幅、安定性を優先して選びましょう。
置き型手すりは、床にベースを置き、決めた場所で立ち座りや姿勢保持を支えるタイプです。
一方、持ち運んで複数の場所で使いやすい補助手すりもあります。
なお、「ポータブルトイレの手すり」は、持ち運べる手すりだけでなく、寝室などに置くポータブルトイレ本体のひじ掛けや周辺で使う手すりを指す場合もあります。
商品を探すときは、自宅の洋式便器で使う手すりなのか、ポータブルトイレの横で使う手すりなのかを分けて確認すると選びやすいです。
比較するときに最初に確認したいのは、本体の幅と奥行きです。
ベースが大きい商品では安定した設置を考えやすい一方、狭いトイレでは出入りや足元の動きを妨げないか確認する必要があります。
次に、手すりの高さを本人の体格に合わせられるかを確認します。
高さを段階的に調整できる商品もあるため、便座に座った状態から自然に手を伸ばせる位置に合わせられるかを見ることが大切です。
重量についても、軽ければよいとは限りません。
軽量な手すりは持ち運びや掃除をしやすい反面、本人が強く体重をかける場合は、商品の使用条件や安定性を十分に確認する必要があります。
反対に、重い据え置き型は頻繁な移動には向きにくいため、一度設置した場所で使うことを前提に検討しやすいタイプです。
トイレの手すりを置くだけで使えるおすすめの商品を探すときも、人気順や価格だけで比べず、次の項目を確認すると判断しやすくなります。
| 比較する項目 | 確認すること | 選ぶときの考え方 |
|---|---|---|
| 幅・奥行き | 便器まわりに収まるか | 出入りや足元の邪魔にならないサイズを選ぶ |
| 高さ | 本人に合う位置へ調整できるか | 自然に手を伸ばせる高さを選ぶ |
| 重量 | 移動しやすさと安定性 | 頻繁に動かすか、固定位置で使うかで考える |
| 対応条件 | 便器や使用場所に適合するか | 商品説明や寸法図を購入前に確認する |
| 使用者条件 | 最大使用者体重など | 本人が商品の使用条件に合うか確認する |
「動かしやすいから」「コンパクトだから」だけで決めず、本人が実際につかまる方向と力のかけ方まで考えて選ぶことが大切です。
本人の体格、立ち座りの方法、トイレの広さを先に確認しておけば、自宅に合う置き型手すりを絞り込みやすくなります。
トイレの手すりをホームセンター・カインズ・ニトリで探すときのポイント
<ホームセンターなどで探すときのポイント>
- トイレでの使用に対応した商品か確認する
- 便器寸法と設置スペースを測ってから探す
- 高さや安定性、使用者条件、固定方法を比較する
- 通販では販売元や返品条件、送料、施工の有無も確認する
トイレの手すりはホームセンターや通販でも探せますが、店名だけで選ばず、トイレで使える商品かを確認してから購入することが大切です。
カインズでは、洋式トイレのまわりに据え置いて使う「洋式トイレ据置用アーム」が公式通販に掲載されています。
この商品は体の両側に手すりを置くタイプで、使う人の体格やトイレの形に合わせて肘の高さを5段階で調整できます。
また、左右の平らなバーを付属の両面テープで固定する仕組みなので、トイレの手すりを置くだけで使えるものをカインズで探している場合でも、商品の固定方法まで確認しておきましょう。
なお、この商品はカインズのマーケットプレイス商品として掲載されており、カインズ店舗での注文や取り寄せ、工事や施工には対応していません。
そのため、カインズの商品だから店頭でも同じように購入できると考えず、販売元や配送方法を商品ページで確認することが大切です。
一方、ニトリでは、立ち上がる動きを助ける「立ち上がりサポーター」が公式通販に掲載されています。
高さの違う3段階のバーがあり、立ち上がるときにつかまりやすい形ですが、公式の商品説明ではトイレ専用手すりとは案内されていません。
トイレの手すりをニトリで探す場合は、立ち上がり補助用品が見つかっても、そのままトイレ用として使えると判断せず、使用場所や注意事項を確認してください。
一般的なホームセンターで探す場合も同じで、まず便器の幅と奥行き、便器横の空きスペースを測っておくと商品を絞り込みやすくなります。
さらに、本体の幅や高さだけでなく、最大使用者体重などの使用条件、床への固定方法、本人がつかまったときの安定性まで比べましょう。
通販では、サイズが合わなかった場合の返品条件や送料、組み立ての有無、店舗受け取りができるかどうかも確認しておくと安心です。
トイレの手すりは価格だけで選ばず、本人の動きと自宅のトイレに安全に合わせられる商品を選ぶことが大切です。
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トイレの手すりを後付けする方法!DIY・費用・付け替えも解説

・この章の要点まとめ
- トイレの手すりを後付けするときは、使う人の動作に合わせて位置を決め、壁の下地や配管を確認してから固定する
- DIYは下地へ十分な強度で固定できる場合に限り、下地が不明・補強が必要なら業者への依頼を検討する
- 後付け費用は手すり本体と工事費に加え、下地補強や壁の補修が必要かどうかで変わる
- 既存の手すりは付け替えできるが、新しい商品の固定位置や下地、古い固定穴の状態を確認する必要がある
トイレに手すりを付けたいとき、「今のトイレにも後付けできる?」「自分で取り付けても大丈夫?」と迷いますよね。
後付けはできますが、壁の下地や固定強度、費用、既存手すりを付け替えられるかまで確認しておくことが大切です。
そこでこの章では、トイレの手すりを後付けする方法、DIYするときの注意点、業者へ依頼する場合の費用、既存手すりの付け替えについてわかりやすく解説します。
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トイレの手すりを後付けする基本的な方法
<トイレの手すりを後付けする流れ>
- 手すりで助けたい動作と取り付け位置を決める
- 壁の下地や柱、配管などの位置を確認する
- 設置場所に合う手すりと固定方法を選ぶ
- 施工説明書に沿って固定し、安全に使えるか確認する
トイレの手すりの後付けは、先に使う人の動作と設置位置を決め、その場所へ安全に固定できる下地があるか確認してから進めます。
トイレに手すりをつけるときは、最初から商品を選ぶのではなく、どの動作を助けたいのかを整理することが大切です。
たとえば、便座から立ち上がるときにつかまりたいのか、座るときに体を支えたいのかによって、必要な位置や手すりの形が変わります。
本人に普段どおり便座へ座ってもらい、立ち上がるときに自然に手が伸びる位置を確認しましょう。
位置が決まったら、次に壁の中を確認します。
壁付けの手すりは体重をかけて使うため、壁紙や石膏ボードの表面だけではなく、ビスをしっかり固定できる下地や柱がある場所へ取り付ける必要があります。
また、壁の中には給水管や排水管、電気配線などが通っていることもあるため、ビスを打つ場所を見た目だけで決めないようにしましょう。
下地の位置と本人が使いやすい位置が合わない場合は、壁側を補強してから設置する方法があります。
そのうえで、トイレにつける手すりの長さや形状、壁への固定方法が設置場所に合っているかを確認します。
トイレの手すりをパナソニックの商品から選ぶ場合は、L型やI型などの種類を確認し、自宅のトイレで使いたい動作に合う形を選びましょう。
さらに、公式サイトの商品仕様図や施工説明書で手すりの寸法や固定条件を確認し、既存トイレの壁や設置スペースに収まるかを確かめます。
商品によって必要な施工条件が異なるため、見た目や長さだけで「取り付けられる」と判断しないことが大切です。
手すりを付けたい場所と、手すりを安全に固定できる場所が一致するとは限らないため、位置決めと下地確認をセットで行いましょう。
最後にしっかり固定されているかを確認し、本人が実際に握って立ち座りしても無理のない位置になっているかを確かめます。
トイレの手すりを後付けするときは、「どこにつけたいか」だけでなく、「その場所へ安全に固定できるか」まで確認してから施工することが重要です。
トイレの手すりをDIYで後付けするときは下地と固定強度を確認する
<DIYで後付けするときの確認ポイント>
- 下地探し、電動ドリル、ドライバー、水平器など必要な工具を用意する
- 手すりの施工説明書を確認し、指定されたビスや固定金具を使用する
- 石膏ボードだけへ固定せず、十分な強度がある下地へ固定する
- 下地が分からない場合や壁の補強が必要な場合は業者へ依頼する
トイレの手すりを後付けするDIYは可能ですが、壁の下地を正確に確認し、手すりへ体重をかけても外れない強さで固定できることが前提です。
DIYで壁付け手すりを取り付ける場合は、手すり本体だけでなく、下地を探す道具や電動ドリル、ドライバー、水平器などが必要になります。
使用するビスや固定金具は自己判断で選ばず、購入した手すりの施工説明書に指定されているものを確認しましょう。
作業前には、まず下地探しなどを使って、手すりを固定する場所の裏側に柱や補強材があるかを確認します。
とくに注意したいのは、石膏ボードだけへ手すりを固定しないことです。
石膏ボードは壁の仕上げに広く使われていますが、体重をかけて使う手すりを表面だけで支える場所には向きません。
取り付けたい位置に十分な下地がない場合は、補強板を設けるなど、壁側の補強が必要になります。
ただし、壁の中が見えない状態で補強方法を自己判断すると、固定強度が足りなかったり、配管や配線を傷つけたりする心配があります。
下地の位置が分からない、施工説明書どおりに固定できない、取り付けたい位置に補強がないという場合は、DIYを続けず施工業者へ相談するほうが安心です。
また、取り付け後に軽く握っただけで問題がなくても、立ち上がるときには大きな力が手すりへかかります。
固定部分のぐらつきや壁の浮きがないかを確認し、安全性に不安が残る状態では使用しないようにしましょう。
トイレの手すりを後付けするDIYでは、取り付け作業そのものよりも、正しい下地へ十分な強さで固定できるかを判断することが重要です。
トイレに手すりを後付けする費用と業者依頼の考え方
<手すりを後付けするときの費用の見方>
- 手すり本体の価格と取付工事費を分けて確認する
- 下地がない場合は壁の補強費や補修費が加わる
- 手すりの形や長さ、取り付ける本数によって総額が変わる
- 見積もりでは商品代・工事費・補強費を含む総額を確認する
トイレに手すりを取り付ける費用は、本体価格に加えて取付工事費がかかり、下地補強が必要になるとさらに費用が増えます。
現在の取付サービスの例では、下地がある壁へキット商品の手すりを新しく取り付ける標準工事が、税込9,000円から案内されています。
ただし、これは手すりの後付け費用すべてが9,000円で済むという意味ではありません。
実際には、手すり本体の商品代に加えて、選ぶ形状や長さ、取り付ける本数、壁の状態などによって総額が変わります。
とくに費用が変わりやすいのが、壁の下地補強です。
取り付けたい位置にビスを固定できる下地がなければ、壁を補強してから手すりを取り付ける必要があります。
補強のために壁を開ける場合は、補強工事だけでなく、壁紙などを元に戻す補修費も確認しておきましょう。
| 費用項目 | 確認する内容 | 費用が変わる主な理由 |
|---|---|---|
| 手すり本体 | I型・L型などの商品価格 | 形状・長さ・材質・メーカー |
| 取付工事 | 壁への固定作業 | 本数・形状・施工場所 |
| 下地補強 | 手すりを固定するための壁補強 | 既存壁の構造・下地の有無 |
| 壁の補修 | 壁紙などの復旧 | 補強する範囲・仕上げ方法 |
見積もりが安く見えても、手すり本体や下地補強が別料金なら最終的な支払い額は増えるため、工事費だけで比較しないことが大切です。
業者へ相談するときは、手すり本体、取付工事、下地補強、壁の補修まで含めた総額を出してもらうと比較しやすくなります。
とくに、壁の下地が分からない場合や、本人が強く体重をかけて使う場合は、費用だけを優先せず安全に固定できる施工方法を相談しましょう。
トイレに手すりを後付けする費用を知りたいときは、まず現地で壁の状態と設置場所を確認してもらい、必要な工事を含めた見積もりで判断すると安心です。
既存のトイレの手すりは付け替えできる?
<トイレの手すりを付け替えるときの確認ポイント>
- 新しい手すりの固定位置と既存の下地が合うか確認する
- 古い手すりを外したあとの壁や固定穴の状態を確認する
- 位置を変える場合は新しい場所の下地や配管を確認する
- 壁の傷みや下地不足がある場合は補強・補修してから取り付ける
既存のトイレの手すりは付け替えできますが、古い固定穴へそのまま新しい手すりを取り付けられるとは限りません。
手すりを新しくするときは、まず新旧商品の長さや固定金具の位置を確認します。
見た目が似ている手すりでも、メーカーや商品によって固定するビスの位置や金具の形が異なります。
そのため、古い固定穴に新しい手すりが合うかではなく、新しい商品の施工説明書どおりに安全に固定できるかを基準に判断しましょう。
また、既存の手すりを外したあとは、壁や下地に傷みがないかを確認する必要があります。
長く使った手すりでは、固定部分の穴が広がっていたり、壁側が傷んでいたりすることがあります。
古いビス穴が残っているからといって、その穴をそのまま再利用すると、必要な固定強度を確保できないことがあるため注意しましょう。
手すりの位置そのものを変えたい場合は、新しい位置に下地があるかも改めて確認します。
以前の手すりを固定できた壁でも、少し横へ移動すると柱や補強材がなくなることがあります。
さらに、古い手すりを外した場所には固定穴が残るため、必要に応じて穴をふさぎ、壁紙などを補修します。
新しい位置に下地がなければ、壁を補強してから取り付ける方法を検討しましょう。
付け替え後は、新しい手すりにぐらつきがないことを確認し、使う本人が実際に立ち座りして位置が合っているかも確かめます。
既存のトイレの手すりを付け替えるときは、古い手すりの位置に合わせるのではなく、現在の本人の動作と新しい商品の固定条件に合わせて設置し直すことが大切です。
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介護用トイレの手すりの選び方!レンタル・福祉用具も解説

・この章の要点まとめ
- 介護用トイレの手すりは、本人の立ち座り・移乗・方向転換など、困っている動作に合わせて選ぶことが大切です。
- 短期間の利用や身体状況が変わりやすい場合はレンタルを検討し、長く使う場合は購入や住宅改修との費用も比べます。
- 福祉用具として選ぶときは、工事不要の手すりはレンタル、壁へ固定する手すりは住宅改修として分けて考え、専門職へ相談すると安心です。
介護用のトイレの手すりを選ぶとき、「どのタイプなら本人が使いやすいのか」「レンタルできるのか」と迷いますよね。
本人の身体状況だけでなく、介助する人の動きや住まいの条件まで考えて選ぶことが大切です。
そこでこの章では、介護用トイレの手すりの選び方やレンタルの考え方、福祉用具として選ぶときのポイントを解説します。
・この章を読んでわかること
※上のリンクをタップすると、読みたい場所にすぐに移動できます。
介護用トイレの手すりは本人の立ち座り・移乗動作に合わせて選ぶ
<介護用トイレの手すりを選ぶポイント>
- 立ち座り・移乗・方向転換のどこで支えが必要か確認する
- 固定式・置き型・両側支持から本人の動きに合うものを選ぶ
- 本人が無理なく握れる位置や高さを確認する
- 介助する人が動けるスペースも確保する
介護用トイレの手すりは、「高齢者だから付ける」と考えるのではなく、本人がトイレのどの動作で困っているのかを確認して選ぶことが大切です。
トイレで支えが必要になる場面には、便座から立ち上がるとき、ゆっくり座るとき、便器の前で方向を変えるときなどがあります。
車いすを使っている場合は、車いすから便座へ移る移乗動作で、どの位置につかまれると体を安定させやすいかも確認します。
トイレの手すりを介護目的で使う場合、壁などへ固定する手すりだけでなく、便器のまわりへ据え置くタイプも選択肢になります。
片側に手すりがあれば動きやすい人もいれば、両側から体を支えられるタイプのほうが立ち座りをしやすい人もいます。
そのため、介護用のトイレの手すりを選ぶときは、形だけを先に決めず、本人がどちらの手でどこにつかまり、どの方向へ体を動かしているかを見ておきましょう。
また、介助が必要な場合は、本人だけでなく介助する人の動線も重要です。
手すりが大きく張り出していると、介助する人が便器の横へ入りにくくなったり、衣服の上げ下げを手伝いにくくなったりすることがあります。
本人がつかみやすいことと、介助する人が安全に支えられることの両方を確認して、手すりの種類や配置を決めましょう。
本人の筋力や立ち方は変化することもあるため、迷う場合はケアマネジャーや福祉用具専門相談員などに実際のトイレ環境を見てもらいながら選ぶと安心です。
トイレの手すりをレンタルする場合の考え方
<トイレの手すりをレンタルするときのポイント>
- 工事を伴わない据え置き型などはレンタルの対象として検討できる
- 短期間だけ使いたい場合はレンタルと相性がよい
- 身体状況が変わったときに別の商品へ見直しやすい
- 長期間使う場合は購入や住宅改修との費用も比べて決める
トイレの手すりは、工事を伴わない据え置き型などであれば、介護保険の福祉用具貸与としてレンタルできるものがあります。
たとえば、便器やポータブルトイレのまわりへ据え置き、座った姿勢を保つことや立ち上がり、移乗を助ける手すりは、福祉用具貸与の対象となる手すりに含まれます。
トイレの手すりをレンタルするメリットは、最初から買い切らず、必要な期間に合わせて利用しやすいことです。
退院後だけ使いたい場合や、本人の筋力や歩行状態が変わりやすい場合は、レンタルを検討しやすくなります。
また、身体状況が変わって今の手すりが合わなくなった場合に、福祉用具事業者へ相談しながら別の商品へ見直しやすい点もメリットです。
購入とレンタルのどちらがよいかは、使う期間と費用をセットで比べましょう。
レンタルでは利用している期間に応じて費用がかかりますが、介護保険を利用できる場合は本人の負担割合に応じた自己負担で利用します。
一方、購入は最初に商品代がかかりますが、同じ手すりを長期間使い続ける場合は、毎月のレンタル費用との比較が必要です。
ただし、購入後に本人の身体状況が変わり、別の高さや形の手すりが必要になれば、新しい商品へ買い替える費用がかかります。
そのため、短期間だけ使う場合や今後必要な手すりが変わりそうな場合はレンタル、長く同じものを使える見込みがある場合は購入も含めて検討すると判断しやすくなります。
また、壁へしっかり固定する手すりが必要な場合は、福祉用具のレンタルではなく住宅改修として検討する形になります。
「安いほう」を先に決めるのではなく、使う予定の期間、身体状況が変わる可能性、別の商品へ交換する必要がありそうかまで考えて比較することが大切です。
介護保険を利用した場合の自己負担額や、実際に借りられる商品、月々のレンタル料金は利用する事業者によって異なります。
トイレの手すりをレンタルしたい場合は、ケアマネジャーや福祉用具貸与事業者へ、本人の動作とトイレの寸法、どのくらいの期間使う予定かを伝えて相談しましょう。
福祉用具としてトイレの手すりを選ぶときのポイント
<福祉用具としてトイレの手すりを選ぶポイント>
- 本人の身体状況と支えたい動作を基準にする
- 工事不要なら福祉用具のレンタルを検討する
- 壁への固定が必要なら住宅改修を検討する
- 福祉用具専門相談員やケアマネジャーへ相談して選ぶ
福祉用具としてトイレの手すりを選ぶときは、商品から決めるのではなく、本人の身体状況と住まいに合わせてレンタル・購入・住宅改修を分けて考えることが大切です。
介護保険では、手すりは福祉用具貸与の対象となる種類の一つです。
便器やポータブルトイレのまわりへ据え置き、座った姿勢を保つことや立ち上がり、移乗を支える工事不要の手すりも対象となる種類に含まれます。
そのため、福祉用具のトイレ手すりを探している場合は、床へ置くタイプや便器まわりで使うタイプをレンタルできるか確認してみましょう。
一方で、壁や柱へ固定する手すりは、工事不要の福祉用具とは扱いが異なります。
介護保険では、自宅への手すりの取り付けは住宅改修の対象となる工事の一つとして定められています。
つまり、「トイレに手すりが必要」という同じ目的でも、床に据え置くのか、壁へ取り付けるのかによって利用する仕組みが変わります。
どちらが向いているかは、本人の身体状況だけでなく、便器の位置、壁の状態、トイレの広さ、介助スペースなどでも変わります。
また、現在は片側だけ支えがあれば立てる人でも、今後は両側の支えが必要になることがあります。
反対に、リハビリなどで動作が変われば、今まで使っていた手すりが合わなくなることもあります。
介護用品としてトイレの手すりを選ぶときは、今の身体状況だけで自己判断せず、本人の動作を見てもらったうえで福祉用具専門相談員やケアマネジャーと相談するのがおすすめです。
相談するときは、「立ち上がるときに困る」「車いすから便座へ移るときに支えが必要」など、困っている動作を具体的に伝えると必要な手すりを絞り込みやすくなります。
レンタルで試すのか、購入して使うのか、住宅改修で固定式を取り付けるのかを分けて考えると、本人と介助する人の負担に合った方法を選びやすくなります。
☆トイレリフォームで失敗しないためには、複数社の見積もりを比較してから選ぶことが大切です。
ここまで見てきたように、トイレリフォームは便器交換・床や壁紙の張り替え・手すり設置・和式から洋式への変更など、工事内容によって費用が大きく変わります。
また、同じような工事内容でも、依頼するリフォーム会社によって見積もり金額や提案内容が異なることもあります。
そのため、1社だけで決めず、複数社の見積もりを比較してから判断するのがおすすめです。
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